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20GBは使い切れる?なぜテザリングが1000円に?ソフトバンク「ギガモンスター」提供へ

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ソフトバンクでは、月額6,000円でデータ通信容量が20GBまで利用できる「ギガモンスター」、および高速データ通信を安定的に利用できる「5G Project」を提供開始する
  • ソフトバンクでは、月額6,000円でデータ通信容量が20GBまで利用できる「ギガモンスター」、および高速データ通信を安定的に利用できる「5G Project」を提供開始する
  • 説明会では、担当者が質疑応答に対応。記者団の質問に回答していった
  • ソフトバンク 専務取締役 プロダクト&マーケティング統括 技術統括の今井康之氏(右)と、ソフトバンク 技術統括 モバイル技術本部 ネットワーク企画統括部 統括部長の北原秀文氏(左)
  • 会場には、実際にMassive MIMOで電波を吹くデモも行われていた
  • Massive MIMOでは周波数を有効活用、快適な通信を提供する
  • 環境に合わせた最適化を行っている
--- 学生には「ギガ学割」を提供していた。「ギガモンスター」の提供は、データ増量を望んでいた若い人には納得がいかないのではないか。

今井氏「社内でも検討をしている。今後、サービスについての変更点などがあれば発表したい」

■20GBは使い切れる?

 今井氏、北原氏は説明会後の囲み取材にも応じた。

--- Massive MIMOの基地局は横幅も広いため、設置場所には気を遣うのでは?

北原氏「そこも計算しており、問題なく設置できる。場所に応じて判断する箇所もある」

--- 月のデータ容量が一気に上がったことで、使い切れない利用者もいるのでは?

今井氏「ソフトバンクではスポナビライフ、Netflixなどのリッチなコンテンツサービスを提供している。4K、8K、VRなどの普及によりトラフィックは今後もどんどん伸びてくる。それに対応できる。現状で月5GBを超える人は相当数おり、7GBでも10GBでもない20GBというデータ容量は有効なサービスになる」

--- 何故20GBにした?もっと早い段階で提供できたのでは?

今井氏「トラフィックは今後も加速度的に増加していくので、中途半端にやってもいけない。そこでソフトバンクとしては大容量プランを打ち出した。Massive MIMOの技術と連動しないと実現できなかったこと。時期としてはこれが最速だった」

--- Massive MIMOをSprintへの導入は?

北原氏「検討している」

--- 大容量プランをワイモバイルに提供する予定は?

今井氏「いまのところは考えていない」

--- Massive MIMOを先行導入できたことによる優位性は?

北原氏「他社さんも実証実験などをされている。ただ、ソフトバンクではコマーシャルにまでこぎつけた。複数年、先に行けるのではないかと思っている」

--- 5G Projectは何年かけて完結する?

北原氏「2020年に向けて挑戦していく」

--- 大手キャリア間で大容量プランの競争が始まるのでは?

今井氏「単なる大容量プランの提供にはとどまらず、そこにはサクサク使える技術的な要素が裏付けされている。そうした技術と連動した中で競われることだと思っている」

--- iPhone 7の発売に合わせた?

今井氏「Massive MIMOによるネットワークが利用できるのは、iPhone 7に限った話ではない。ただ、利用者の皆さんに注目していただけるよう意識した部分はある」

--- 設備投資もある。収益の面では?

今井氏「ビジネス的には成り立っている」

--- ソフトバンク光とのカニバリズムは起こらない?

今井氏「メニューとしては両方のセットで入っていただけることを期待している。影響はないと考えている」
《RBB TODAY》
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