iPhone不調でまさかの大幅減益!Apple決算発表会で語られた闇と一筋の光
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毎年のように大きな成長を果たしてきた同社だが、今回の決算発表では前年を大きく下回る結果を報告せざるを得なかった。原因はもちろん、屋台骨であるiPhoneの不調だ。
Appleは1-3月期で、約5,200万台ものiPhoneを売り上げた。途方もない数値ではあるが、前年同期には約6,200万台を売り上げており、大幅なマイナスだ。これと連動するように、前年同期に約580億ドルあった売上高は、約520億ドルとなった。四半期の決算発表で前年同期比マイナスを伝えたのは実に13年ぶりである。
今後、iPhone、そしてAppleはどうなっていくのだろうか。
決算発表会では、本来計上には入らないはずのiPhone SEのことにまで触れられた。iPhone全体の状況が闇だとすれば、iPhone SEはその中にさす一筋の光といったところか。原点回帰と最新機能がミックスされたこの端末は、手の届きやすいプライス設定も手伝って、新興国における滑り出しが好調だと明かされたが、Appleに期待を寄せるユーザーの多くが求めるのはこうした部分ではなく、イノベーティブな新機能の登場だ。
2015年9月に発売されたiPhone 6sでもさまざまな機能向上が果たされたが、多くの消費者が購買を決意するほどのものではなかった。この点についてはティム・クックCEOも決算発表で認めている。では、iPhone 7はどうだろうか。
これまでの製品スケジュールから言えば、今年はメジャーアップデートの年だ。まず見た目はガラッと変更されるだろう。これだけでも十分にセンセーショナルだが、iPhone 7では防水・防塵機能の搭載が噂される。iPhoneは毎年のようにこれら機能の搭載が期待されてきたが、いまのところ果たされておらず、実現すれば待望と言える。
また、デュアルレンズカメラの搭載も期待だ。消費者はフィーチャーフォン全盛の頃からカメラ性能の進化が好きだ。SNSが普及した今、その存在価値はさらに高まっていると言えるだろう。AppleもiPhone 6sで画素数アップとLivePhotosを搭載しており、その重要性に気づいている。また、その他にもさまざまな機能向上の噂や、6月に発表されるであろうiOS10への期待もあるが、こうした状況にあって、専門家の今後に対する見方は分かれているようだ。
果たして2016年のAppleはこの後どうなっていくのだろうか。Appleファンの1人としては、故スティーブ・ジョブズ氏がiPhoneやiPodを発表した頃のワクワクを再び期待したい。
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