スマホでタッチするだけで解錠も!スマートロック「Akerun」を使ってみた【特集「近未来!スマートロックの世界」Vol.2】 | RBB TODAY
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スマホでタッチするだけで解錠も!スマートロック「Akerun」を使ってみた【特集「近未来!スマートロックの世界」Vol.2】

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スマートロック「Akerun」をレビューしてみた
  • スマートロック「Akerun」をレビューしてみた
  • スマートロック「Akerun」の本体。非常にシンプルなフォルムだ
  • まずは設定、取り付けの前にアプリの登録を行う
  • 携帯番号、メールアドレスの両方で認証を行う
  • サインアップが終わった所。名前の下には電話番号とメールアドレスが表示される。また、写真も登録可能
  • 続いてオーナーとしての登録を行う。「Akerun」から絶縁シートを引き抜き、ペアリングを行う
  • Bluetooth機能がオンになっていればペアリングはすぐに完了する
  • 続いて取り付け位置の設定を行う。縦に取り付ける場合は「はい」をタップ。同様にカギの向きなども設定していく
 今回レビューをお届けする「Akerun」は、IoT企業であるフォトシンスが開発した、世界初の後付け型スマートロックだ。ドアやカギを交換することなく、スマートフォンからの施錠解錠機能を後付けできる。では、早速取り付けていこう。

 「Akerun」が利用できるのは、シリンダー錠が独立しているタイプで、ドアノブ一体型のカギなどには利用できない。本体はシリンダー錠を完全に覆うタイプとなっており、実際に取り付けるまでは、取り付け後の手動での開け閉めに若干不安を感じた。これは取り付けてみるとその答えがわかる。

 では早速取り付けていこう。まず最初に行うのが、専用の「Akeurn」アプリへの登録だ。AppStoreやGoogle Playからダウンロードを行い、ユーザー登録を行う。このユーザー登録では、電話番号とメールアドレスの登録による確認コードの入力が2重で必要になっており、セキュリティ意識の高さが感じられる。これはゲストとして「Akerun」を使う場合も必要となる。

 サインアップができたら、続いて「Akerun」の設置を行う。「Akerun Owner」をタップして、設置ステップに入る。設置画面は、縦方向に行うべき作業が記されており、非常にわかりやすい。まずは、パッケージから本体を取り出して、絶縁シートを抜く。このとき、アプリを登録したスマートフォンはBluetooth機能をオンにしておこう。シートを抜いてちょっとしたら、「設置開始」をタップすると自動的に「Akerun」とスマートフォンのペアリングが実行された。続いて、本体を取り付ける向き、サムターンの解錠位置、そして回転する向きなどを順番に登録していく。

 続いて、本体の固定を行う。「Akerun」には本体の取り付け位置を高くするためのアダプターのほか、サムターンをしっかりと掴むために高さを調整するアダプターなどが用意されている。これまでと同じように画面に表示される質問に答えていくだけで、基本的な設定や、どのアダプターが必要かはわかるようになっている。「Akerun」本体は、ドアに両面テープで固定する用になっているため、まずはテープを外さずに本体をサムターンに乗せて、アプリから施錠・解錠ができるかどうかを確認する。ここで問題なく動いたら、本体を固定する。

 筆者宅では、残念ながら玄関ドアには、サムターン下の土台部がアダプターと干渉して取り付けることができなかった。ミリ単位の干渉のため、アダプターをわずかに加工すれば付くことはわかったが、レビュー用の借り物のため、それは断念。その代わりに書斎のドアに取り付けている。

■本体を軽く押すだけで施錠・解錠できる

 「Akerun」の取り付けが終わったら、あとはアプリでの施錠解錠が可能となる。「Akerun」ではBluetooth 4.0を使って本体とスマートフォンが連携しており、一定期間以上繋がっていない状態では接続が解除されている。まずはアプリを起動接続する。その後、画面のロックマークをタップすることで、解錠・解錠ができる。タップしてからほとんど待ち時間もなく、動き出すので待たされる感覚はほとんどなかった。

 さらに室内に居る場合は、「Akerun」本体の下部を軽く押すことで施錠・解錠ができる。サムターンを回すよりも手軽なのがうれしい。

 残念ながら筆者宅では位置関係が悪く、取り付けられなかったが、「Akerun」には、解錠後に一定時間で自動的に施錠する「オートロック」ができるアダプターも用意している。これはドアと、フレームにそれぞれの部品を取り付けることで、ドアが閉まっていることを認識して、施錠できるというもの。子どもなどがドアを開けっ放しにするといった場面で便利だ。

 作成したカギは、ゲストに送ることもできる。ゲストも管理者と同様にアプリの登録が必要で、管理者から送られたURLをタップすることで、カギのリクエストができ、それを管理者が再び認可することでゲストも使えるようにようになるというわけだ。

■タッチするだけで解錠できるオプションも登場

 さらに「Akerun」ではiBeaconを使ったタッチ解錠システムも用意している。これは本体とは別売の「Akerun Touch」を使うことで利用できる。「Akerun」をセットしたドアの外側に「Akerun Touch」を取り付けて、アプリの設定画面の『「Akerun Touch」をつかって開閉』をオンにする。あとは「Akerun Touch」に付属しているQRコードを読み取って、UUIDを登録するだけだ。

 これですべての準備が完了だ。施錠された室内に入るときは、アプリを立ち上げていちいち解錠することなく、「Akerun Touch」をiPhoneでタッチするだけで解錠される。ドアをしっかりと閉めたら、本体を押してロックしてもいいし、アプリからの施錠もできる。筆者の場合は、デスクに座った後、カギをかけ忘れて立ち上がることが希にあるため(閉めておかないと仕事中に子どもらが入ってくる)、デスクにいる状態で閉められるのは便利だった。もちろん、付属のオートロックを使えるようにするとさらに便利だ。


協力:フォトシンス
《コヤマタカヒロ》
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