「似たようなスマホがあふれる市場」に一石!? 2画面“ガラホ”「MUSASHI」をFREETELが正式発表 | RBB TODAY
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「似たようなスマホがあふれる市場」に一石!? 2画面“ガラホ”「MUSASHI」をFREETELが正式発表

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MUSASHIを披露するプラスワン・マーケティングの増田薫社長
  • MUSASHIを披露するプラスワン・マーケティングの増田薫社長
  • フィーチャーフォンスタイルの“ガラホ”「MUSASHI」が登場
  • 二つ折りの本体上部には裏表に液晶ディスプレイを搭載した
  • 折り畳むと4インチスマホのようなサイズ感になる
  • 本体を畳んで側面からみたところ
  • メインカメラは800万画素
  • コンパクトデジカメのような操作感を実現している
  • カラバリは3色を揃えた
 FREETEL(フリーテル)ブランドを展開するプラスワン・マーケティングは9日、年初の事業説明会で開発機を公開したデュアルディスプレイ搭載のAndroidガラホ「MUSASHI」の国内発売を正式に発表した。3月9日から予約受付が始まり、大手家電量販店などを中心に3月下旬から発売する。価格は24,800円(税別)。

■本体に2つの画面を搭載するガラホ「MUSASHI」が正式発表

 新製品のSIMフリースマートフォン「MUSASHI」はクラムシェルデザインを採用。カラーバリエーションはシャンパンゴールドとホワイト、ブラックの3色。

 本体を開くと内側上部には4インチのWVGA(800×480ピクセル)液晶ディスプレイを搭載、もう半身の側にはフィーチャーフォンと同じように物理ボタンが搭載されていて、携帯電話と同じ感覚で構えて通話操作ができるところが特徴だ。4G LTEの周波数はバンド1/3/8/19をカバー。SIMカードスロットはmicro SIMのデュアル仕様。

 プラットフォームはAndroid 5.1。Google Playストアからアプリが追加できるマルチファンクション対応だ。二つ折りの本体を閉じると、裏面にも4インチのWVGAディスプレイを搭載する。表裏ともにディスプレイ部分はタッチ操作に対応しており、本日の発表会で実機を触ってみたが、タップやスワイプ操作に対してとてもスムーズに反応してくれる手応えが得られた。メインカメラは800万画素。本体を折り畳んだ状態では4インチの液晶がビューファインダーとしてフルに使えるので、まさにコンパクトデジカメの操作感で心地よく写真撮影が楽しめそうだ。

 CPUはクアッドコア1GHz。1GBのRAMとストレージに8GBのメモリーを内蔵。外部記録メディアはmicroSDカードに対応する。イヤホン端子が付いていないので、microUSB端子から変換アダプターを介して音楽再生を楽しむかたちになる。内蔵バッテリーは2,000mAh。

■「市場には似たようなスマホがあふれている」(増田社長)

 新端末の発売に向けて抱負を語った同社の増田薫社長は、「日本の伝統美やものづくりの精神を世界に発信していくというコンセプトのもとで同機を開発してきたが、『MWC 2016』に出展したところ、海外でも好評を得た」と振り返りながら、一定の“ガラホ”需要が国内だけでなく、海外でも高まりを見せていると述べた。増田氏は「市場を見渡せば、スマホはいまどれも似たような端末があふれている。フリーテルの個性的なラインナップにMUSASHIを加えて躍進を遂げたい」と決意を語った。

 フリーテルでは同社の事業戦略の一環に“SIMフリーキャリア”というコンセプトを掲げている。格安のSIMフリースマホやSIMカードによる通信サービスを揃えて販売するだけでなく、独自の端末開発に加えて、大手キャリアに肩を並べるようなショップ展開とユーザーサポート、柔軟性の高い料金プランや端末購入の方法を提供していくことが肝要であるという考え方だ。

 「お得なSIMフリー端末や通信サービスがあれば市場がちゃんとつくれるのだろうかという疑問は日ごろから常に感じてた。SIMフリー市場は“知る人ぞ知る”という規模のままではいけないと思う。大手キャリアと同じレベルで、端末の買い方やユーザーサポートも含めて提供していくべき」と増田氏は持論を説く。その同社のコンセプトを補完するSIMフリースマホ以外の新サービスも本日発表された。
《山本 敦》
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