【SPEED TEST】 総務省ガイドラインに沿ってスマホの「実効速度」を分析してみた……ソフトバンク編 | RBB TODAY

【SPEED TEST】 総務省ガイドラインに沿ってスマホの「実効速度」を分析してみた……ソフトバンク編

ブロードバンド 回線・サービス

RBB SPEED TESTのデータを箱ひげ図で(iOS/ソフトバンク)
  • RBB SPEED TESTのデータを箱ひげ図で(iOS/ソフトバンク)
  • RBB SPEED TESTのデータを箱ひげ図で(Android/ソフトバンク)
  • ソフトバンクが公開した実効速度(iOS/Android合算)
  • 総務省ガイドラインの概要
  • ログデータ分析の条件
  • 箱ひげ図について(総務省ガイドラインから抜粋)
■ソフトバンクのデータを分析

 総務省が定めたガイドラインに沿って、通信速度測定アプリ「RBB SPEED TEST」のログデータをキャリア別に集計していく企画の第3回目。最後はソフトバンクのデータについて集計結果をお届けする。

 総務省ガイドラインでは、計測場所、計測時間、計測ソフトなど、決められた一定の条件下で速度測定を実施し、結果を「箱ひげ図」と呼ばれる統計手法で集計・表示することが定められている。「箱ひげ図」では測定結果全体の“中央値に近い半数”が示され、今後、3キャリアはこの範囲を「実効速度」として公式サイトやカタログなどで表記していくことになる。

 まず、ソフトバンクが同ガイドラインを受けて公式サイト上で発表した「実効速度」は、iOSとAndroidの数値を合算したもので、下り42.5~76.6Mbps、上りは16.0~26.1Mbpsとなっている。測定地点は政令指定都市および県庁所在地からランダムで選ばれた9都市に東京23区を加えた10都市、1500地点。混雑時間帯に各地点で3回ずつ測定した平均値をその地点における測定値としている。測定期間は2015年11月~12月で、測定端末はiPhone 6sとAQUOS Xx。

 「RBB SPEED TEST」で対象とするログデータの測定期間および測定場所は前回記事と同様で、2015年10月1日~12月31日の混雑時間帯(正午から午後9時)に、東京23区で測定されたデータを対象とした。さらに測定端末は2015年に発売された主要端末として「iPhone 6s/6s Plus」(iOS)、「AQUOS Xx/Xx2/Xx2 mini、Galaxy S6 edge、Xperia Z4/Z5」(Android)を選定。上下いずれかの結果が128kbpsを下回るものは速度制限の可能性を考慮して除外した。

■ログデータ分析では下りの実効速度30.87~69.50Mbps、上りは8.57~24.51Mbps

 上記条件でデータを集計したところ、対象データ数はiOSが9,809件、Androidが10,394件だった。順に集計結果を見ていく。箱ひげ図で中央値に近い半数の「実効速度」を求めると、iOS下りの実効速度は30.87~69.50Mbps、上りは8.57~24.51Mbps。下り最小値は0.18Mbpsで最大値は155.96Mbps。続いてAndroid下りの実効速度は29.37~70.65Mbps、上り速度は6.98~24.11Mbps。下り最小値は0.83Mbps、最大値は173.87Mbpsとなった。なお、総務省ガイドラインではRBB SPEED TESTとは別の測定ソフトを用いているため、単純に数字の比較はできない。この数字はあくまで参考として見ていただきたい。

 下りの実効速度は、公式の発表からはやや下がるが、両OSとも優秀な結果となった。上りの実効速度についても公式発表よりはレンジが広がっているが、遅くとも6Mbps台であれば比較的ストレスなく使えるレベルと言える。

 これまで3回にわたって、総務省ガイドラインに極力沿ったかたちでRBB SPEED TESTのログデータを集計してきた。キャリアによって公開された実効速度の情報は、サービスを選ぶ際の指標としてひとつの参考にはなるが、公開方法の足並みが揃っていなかったり、対象地域や端末が限定されたりと、課題も残っている。RBB SPEED TESTでは、今後も対象端末や地域を広げ、箱ひげ図を用いた集計など定期的におこなっていく予定だ。
《白石 雄太》

関連ニュース

特集

page top