不正送金を防止する新方式の認証システムが登場……東洋テクニカ | RBB TODAY
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不正送金を防止する新方式の認証システムが登場……東洋テクニカ

エンタープライズ セキュリティ
「マルチファクター&2経路認証ソリューション」の製品イメージ。従来のワンタイムパスワードやハードウェアトークン方式よりも、初期費用、追加費用、保守費用などの各種コストを削減できるのが特徴。ネットバンキングの利用者側も利便性と安全性を確保できる(画像はプレスリリースより)
  • 「マルチファクター&2経路認証ソリューション」の製品イメージ。従来のワンタイムパスワードやハードウェアトークン方式よりも、初期費用、追加費用、保守費用などの各種コストを削減できるのが特徴。ネットバンキングの利用者側も利便性と安全性を確保できる(画像はプレスリリースより)
  • 2経路認証の動作イメージ。IDとパスワードでe-bankingにログインすると、Keypascoサーバーから認証済みの携帯端末にプッシュ通知が行われる。携帯端末からDevice ID、Geolocation IDをKeypascoサーバーに通知し、正規のログインが承認されるとe-bankingにログインが可能となる(画像はプレスリリースより)
 東陽テクニカは5日、スウェーデン・Keypasco社と国内総代理店契約を締結し、インターネットバンキングの不正送金を防止する新方式の認証システム「マルチファクター&2経路認証ソリューション」を、2016年1月から提供することを発表した。

 ワンタイムパスワードやハードウェアトークンを使用せず、認証済みのモバイル端末を介して銀行のサーバーとKeypasco社のサーバー間で認証を行うことで、正規のログインを判断する仕組みとなっている。IDとパスワードは利用者のモバイル端末からのみで使用される。

 認証はユーザー固有認証情報、端末デバイス認証、近距離通信端末、地理的位置情報、リスクマネジメント解析と、5つの要素を用いており、自分の端末のみでしか認証できない環境が構築される。

 ソフトウェアの形態は、スマートフォンやデスクトップPCに対応した利用者向けのクライアントと、銀行側が使用するサーバーソフトウェア、この2つのコンポーネントで構成される。

 金融機関向けのソリューションで、銀行側は運用コストの削減ができ、利用者側を安全性と利便性を確保することができるのが特徴。標準価格は1ライセンスあたり年額最大600円で、ライセンス数に応じたボリュームディスカウントもあるとのこと。同社では初年度で1億5千万円の受注を見込んでいる。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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