大日本印刷(DNP)は5日、太陽光を効果的に反射・拡散させ、室内をより明るくする「DNP採光フィルム(合わせガラス用)」を10月より発売することを発表した。 従来の合わせガラスは、フィルムを2枚のガラスで貼り合わせることで割れにくくしているが、製作工程で採光機能が低下するという課題があった。 「DNP採光フィルム(合わせガラス用)」は、フィルム内部に光を拡散させる機能を持たせ、材料の光学特性を最適化したことにより、従来の合わせガラスが持つ高耐久性を実現しながら、採光機能を損なわない仕様となっている。 今後は、同製品を一般住宅やオフィスビル、各種施設向けに広く販売し、2017年度までに30億円の売上を目標としている。