ダイキン、空調機の特許の一部を無償開放……次世代冷媒「HFC-32」の活用促進
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「HFC-32」は、オゾン破壊物質「HCFC-22」の主要代替冷媒として、世界的に用いられている冷媒の構成成分だ。混合冷媒の一部としてすでに空調機に使用されており、自由に市場から調達することが可能。毒性がほとんど無く、化学的にも安定しているのが特徴で、エネルギー効率が高く、安価で、容易に再生も可能だ。そのため空調機器分野では、次世代冷媒として有力な選択肢となっている。
ダイキンは2011年、新興国に限り本特許を無償開放していた。今回開放されるのは、空調機の製造・販売等に関する93件の特許で、HFC-32の冷媒そのものを製造するための特許ではないが、これにより、地球温暖化影響の少ないHFC-32空調機の普及を後押しし、採用を促すのが狙いとのこと。