【Interop 2015 Vol.53】スキャリティ・ジャパン、SDS製品の「Scality RING」をデモ | RBB TODAY
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【Interop 2015 Vol.53】スキャリティ・ジャパン、SDS製品の「Scality RING」をデモ

ブロードバンド その他
スキャリティ・ジャパンのブース。SDS製品の「Scality RING」を紹介
  • スキャリティ・ジャパンのブース。SDS製品の「Scality RING」を紹介
  • Scality RINGは、標準的なIAサーバーなどを利用し、ペタバイト級の大規模な分散ストレージシステムを構築できる
  • SDI ShowCaseのデモ内容。東京2拠点と幕張3拠点を接続したデモ環境で、いずれかの拠点をダウンさせても継続的に作業ができることを証明
  • 分散ストレージを構築。SDI ShowCaseに設置されたラックの写真
  • ラック内のストレージシステム。ハードウェアは何でもよいが、今回はデルのPowerEdge R610などが利用されていた
 スキャリティ・ジャパンは、SDI ShowCaseのブースにおいて、販売代理店のブロードバンドタワーと共同で、同社のソフトウェア・デファインド・ストレージ(以下、SDS)「Scality RING」のデモを実施していた。

 Scality RINGは、オブジェクストレージのアーキテクチャーをベースにしており、従来ハードウェアで実現されてきたストレージ機能をソフトウェア上で再定義できるSDSソリューションだ。オブジェクトのみならず、ファイル(NFS/SMB)や、VMベースアプリケーションへのネイティブインターフェースを実装し、複数のアプリケーションと自然な形で連携させることが可能だ。

 大きな特徴は、ハードウェアに依存せず、標準的なIAサーバーなどを利用して、大規模な分散ストレージシステムを構築できること。実質上、無限大の拡張性を有しており、ペタバイト級の事例がワールドワイドで80社以上もある。たとえば、米国のロスアラモス国立研究所や、イギリスのDailymomtionなどでも導入されているという。

 Scality RINGは、データを保持する「RINGストレージノード」と、データの格納/取り出しを行う「RINGコネクターノード」、統合管理を行う「RINGスーパーバイザー」で構成される。リング型のトポロジーになっており、ストレージノードとコネクターノードを必要に応じて増やすことで、リニアな拡張性に対応できる。そしてペタバイトからエクサバイト級のストレージシステムを柔軟に構築できるようになるわけだ。

 今回のSDI ShowCaseでは、東京2拠点と幕張3拠点をインターネットで接続した特設デモ環境を構築。疑似的にネットワーク障害を発生させて、いずれかの拠点をダウンさせたとしても、Scality RINGが堅牢に動作し、データを消失せずに、継続的な作業ができることを証明していた。
《井上猛雄》
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