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目は口ほどにものを言う!……“心の波”を可視化する JINS MEME

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MIND UNIVERSE
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 ライゾマティクスの齋藤精一氏は「今回は『CALM』という“どれだけ人が落ち着いているか”という値を使ってインスタレーションを作っています。そのアルゴリズムをどう作るかが課題でした。データが出てきた瞬間に、『ここまでデータが採れるんだ』と、ウェアラブルデバイスが新しい境地に行った感がありました」と語る。

 このインスタレーションは、企画から3ヵ月くらいかけて作られたという。「『MIND UNIVERSE』というタイトルも僕がつけたのですが、“自分が世界を作り出している感”を視覚的なプレゼンテーションに変換することに注力しました。『波』での表現方法は、佐藤さんのインスピレーション。例えばサーフィンで波を待っていると、地球が生きているような感覚を感じられる。地球と繋がれている感じを体験してもらえるような作品になったかと思います」と齋藤氏は説明する。

 サウンドデザインを担当したEVALA氏は「テーマが『禅』なので、静けさのための音響デザインというのを意識しました。音がなくなれば“静か”なのではなくて、静けさを表現する音響というのがポイントです」と狙いを語る。

 「静けさと集中度というのは隣接した関係なんです。集中度や眠気というパラメータによって、そのときの空間の雰囲気が変わっていく。JINS MEMEから上がってくる数値は、データであって情報ではないんですね。簡単に言うと、今回のインスタレーションでは目で演奏をしているわけです。音が目の動きについてくるんです。自分の生体情報と集中度、眠気で空間の響きが変わってくる」

 さらに「これを使えば、新しい環境音楽の生成装置となり得るんじゃないかと音楽家として思います。環境音楽は、例えばPCの起動音のようにすでに多く存在しますが、JINS MEMEを使ってもっと今の時代に合った、その人ならではの環境音楽が作れるんじゃないかと思います」とコメント。

 「MIND UNIVERSE」は、4月14~19日の期間、イタリア・ミラノで開催されたデザインの祭典「MILANO SALONE(ミラノサローネ)」内の「TOKYO DESIGN WEEK 2015」に出展されたもの。

 体験者からは「自分がどういう環境で集中力を維持できるのかがわかった気がしました」、「最初は少し興奮気味でしたが、波の映像を見ることで穏やかな気持ちになりました。この結果を分析すれば、自分の生活を改善できるかもしれませんね」、「自分の心を読まれているようでした」、「自分では緊張していたと思っていましたが、結果を見たら集中できていたようです」といった声が寄せられている。

《編集部》
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