注目の定額制映像配信「SVOD」、最新サービスをトレンド総研が分析 | RBB TODAY

注目の定額制映像配信「SVOD」、最新サービスをトレンド総研が分析

エンタメ 調査

主なSVODサービス
  • 主なSVODサービス
  • 視聴する際に利用するデバイス
  • 視聴シーン
  • SVODサービスを利用している理由
  • SVODサービスを利用する際に重視するポイント
 VODなどの映像配信サービスにおいて、ここ最近、作品ごとに課金をするタイプに加え、定額制でコンテンツが見放題になる「SVOD」(Subscription Video on Demand)サービスが普及している。トレンド総研は4月30日、主要SVODサービスについて分析した結果を発表した。

 具体的なSVODサービスとしては、「dTV(dビデオ)」「hulu」「UULA」「ビデオパス」といったところがあげられる。そのほとんどがテレビを含めたマルチデバイスに対応。「dTV」のように専用アダプターを展開しているサービスもある。

 同社ではユーザー調査を実施。SVODサービスが実際にどのように利用されているのか、ユーザーがどのような点にメリット・デメリットを感じているのかなど、「dTV(dビデオを含む)」の利用者250名、「dTV(dビデオを含む)」以外のSVODサービス利用者250名の合計500名から回答を得た(調査期間4月23日~24日)。

 「視聴頻度」については「2~3日に1回以上視聴する」23%が最多。「毎日(1日に1回以上)視聴する」層も20%存在した。1週間あたりの平均的な視聴時間は「1時間以上3時間未満」が48%でほぼ半数を占めているが、次に多かったのは「3時間以上5時間未満」15%で、5時間以上視聴している人も16%いた。

 「視聴する際に利用するデバイス」についてが、「自宅」では「パソコン」67%での利用者が最多だったのに対して、「自宅以外」では「スマートフォン」62%が最多。ただし、「自宅」での「スマートフォン」での利用者も57%と多い。また「自宅」での利用では、「テレビ」31%も高く、大画面での映像視聴層も存在している。

 「ふだんよく利用するデバイスの組み合わせ」でも、「スマートフォンのみ」19%、「パソコンのみ」18%といった、ワンデバイスだけの利用者もいたなか、「パソコンとスマートフォン」の組み合わせが24%で上回っている。「スマートフォンとタブレット端末」8%、「スマートフォンとテレビ」5%もあわせると、約6割が2つ以上のデバイスを組み合わせているなど、マルチデバイス対応のニーズは大きい。

 SVODについて「利用している理由」を聞くと、「暇つぶしにちょうどいいので」56%がトップながら、「観たいコンテンツが配信されているので」51%、「観たいと思ったときにすぐ観られるので」45%、「レンタル店などで借りるよりも手軽なので」32%なども支持を集めている。

 現在利用中のサービスを含めて、「SVODサービスを利用する際に重視する、あるいは、利用サービスを選ぶにあたって決め手となりうるポイント」では、「観たいコンテンツがあるかどうか」64%が多く、「コンテンツの数(全体量)」62%も同程度だった。一方「月額あたりの価格」58%も多く、“コンテンツ数と価格のバランス”を見て、利用するサービスを選ぶ人が多いようだ。逆に、「SVODサービスで不満に感じているポイント」を聞くと、やはり「月額あたりの価格」44%がトップとなっている。重視ポイント、不満ポイントをあわせて考えると、“コストパフォーマンスをより重視するユーザーが多い”といえるだろう。

 トレンド総研では、主要4サービスのなかでも、4月22日より、「dビデオpowered by BeeTV」を刷新し、名称を変更した「dTV」に着目。リニューアル後も価格は「dビデオ」時代と同様で、他SVODサービスと比較して月額あたりの利用料金が低いのが長所だとしている。

 「dTV」では、アプリを立ち上げると即座に映像の再生が始まり、テレビでチャンネルを切り替えながら視聴コンテンツを選べる「ザッピングUI」、強化された「レコメンド機能」など、ユーザーが検索しなくても、好みの映像に出会えるインターフェイスを採用。マルチデバイス対応で、12チャンネル、約12万のコンテンツを網羅している。さらに、プレミアムコンテンツを強化し、「BeeTV」「dビデオ」時代からの蓄積に加え、世界的に活躍する映画監督、国内のトップクリエイターを起用したオリジナルコンテンツ配信に今後注力するという。

 今秋には米映像配信サービス大手の「Netflix」も、日本市場への進出を発表している。競争が激化するSVODの今後の動向に要注目だ。
《冨岡晶》

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