女優・歌手のオム・ジョンファが、がん闘病を経て再び歌えるようになった心境を語った。
オム・ジョンファは8月24日、自身のYouTubeチャンネルでVlogを公開し、コンサートの裏側や今後の計画について言及した。
彼女は「歌手活動に集中していた時期でもなかったし、首を負傷したこともあったから、コンサートはもう二度とできないと思っていた」とし、「ファンが掲げているピンクの風船を見た瞬間、座り込んで泣きたい気持ちになった」と当時を振り返った。
続けて「“涙を流してはいけない、完璧にやり遂げなければ”という思いが強かった。これからは恐れずにステージを楽しみたい。来年はアルバムを作って、またコンサートをしたい」と決意を明かした。

オム・ジョンファは7月17日に公開した映像で、甲状腺がんの手術を受けた当時の心境を率直に語っていた。「がんだと聞いたとき、本当に怖かった。手術室に入る時、独身で子どもがいなくてよかったと思ったが、そのことが逆にとても悲しかった」と吐露。
2010年に手術を受け、8カ月間、声を失ったオム・ジョンファ。当時の不安や苦しみを振り返りながら「私たちには自分自身を慰めることが本当に必要だ」とも打ち明けた。
◇オム・ジョンファ プロフィール
1969年8月17日生まれ。1992年に映画『結婚物語』で女優デビューし、翌年には歌手活動もスタート。1997年のアルバム『後愛』のヒットで全盛期を迎え、色気を前面にしたコンセプトで次々とヒット曲を生み、“韓国のマドンナ”と呼ばれた。女優としても数々のドラマや映画に主演し、ヒット作多数。日本ドラマのリメイク版『結婚できない男』(2009年)でも主演を務めた。2010年には甲状腺ガンで手術を受けたことを公表。2022年のドラマ『私たちのブルース』で好演して注目を集めた。