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三菱電機、5G基地局向けのアンテナの試作機を開発

ブロードバンド テクノロジー
デモ構成イメージ図
  • デモ構成イメージ図
  • 5Gの活用分野イメージ(三菱電機サイトより)
 三菱電機は8日、第5世代移動通信方式(5G)基地局向けの技術検証として、「多素子アクティブ・フェーズド・アレイ・アンテナ」(APAA)の試作機を開発したことを発表した。

 5Gでは、多素子アンテナを用いて電波ビームを多重化し、利用効率を高める「マルチビームフォーミング技術」が用いられる。三菱電機は、APAA技術を5G基地局に展開するために研究を進めており、今回、検証用の試作機を開発した。試作機は、垂直・水平方向の2次元ビーム走査が可能で、現在のセルラー移動通信の上限の周波数帯である3.5 GHz帯を使用している。

 同日より開催中のイベント「Brooklyn 5G Summit」(ノキアネットワークスとニューヨーク大学科学技術専門校のNYU WIRELESS研究センターが共催)で、試作機をノキアネットワークス製の基地局装置に接続し、マルチビームフォーミング技術のデモを実施するとのこと。

 今後は、2020年以降の5G実用化に向け、ノキアネットワークスとともに本試作機での基礎的な検証などを進める方針だ。
《冨岡晶》
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