アプトポッドは14日に開幕した「オートモーティブワールド2015」で、クラウドベースのファーストデータフレームワーク『Visual M2M』を正式リリース、デモ展示をおこなっている。Visual M2Mは様々なセンサーネットワークから生成される制御信号やセンサー信号などのファーストデータをインターネットを介したエンツーエンドの統合処理するためのフレームワーク。利用ユーザーの業種や利用形態に応じて最適化したソリューションを提供する。自動車産業向けの「Visual M2M Automotive Professional」では、すでに自動車産業の研究開発シーンでのデータ収集・解析基盤に利用されているという。アプトポッドの梶田裕高取締役CTOは「高速起動のモジュールで、いままで1分半くらいかかっていたものを10秒程度で起動するようになっており、その起動したデータをクラウド上にあげて、それをほぼリアルタイムでビジュアライズ処理できる」と説明。さらに「今まではインストールされた特定のパソコンでしか見えなかったものを見えるようにしたのが今回の大きなポイント」とした上で、「ビジュアライズすることでわかることがある。見える化して解析する、その一歩手前を担うツールとして自動車部品メーカーなどの研究開発向けに提供する」と述べた。オートモーティブワールド2015は、東京ビッグサイトで16日まで開催。アプトポッドは西ホール「カーエレクトロニクス技術展」のモータ・インバータ・駆動システムゾーンに、パートナー企業の東京R&Dなどと共同出展をおこなっている。
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