NNG、次世代のナビコアソフトを発表…自動車メーカーなどへOEM | RBB TODAY

NNG、次世代のナビコアソフトを発表…自動車メーカーなどへOEM

ハンガリーのナビコアソフトベンダー・NNGが車載専用のナビコアソフトウェアを開発し、2015年にも日本市場に投入すると発表した。

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スマートフォンとカーナビゲーションの相互連携を実現する『iGO primo nextgen』搭載のデモ機
  • スマートフォンとカーナビゲーションの相互連携を実現する『iGO primo nextgen』搭載のデモ機
  • 『iGO primo nextgen』の発表会場となった都内ホテルの一室には、NNGが今後展開予定の開発品も並べられた
  • NNGのOEMリレーションズ担当副社長 ジム・ロブネット氏。この日、『iGO primo nextgen』発表のために駆けつけた
  • 『iGO primo nextgen』搭載機の基本画面。OEM先の要望に応じて、多彩な機能を盛り込むことが可能だ
  • 河川の水面までも動画で表現するリアルなCGで画面は構成されていた
  • カーモードに切り換えて、取得した情報をカーナビ側に連携させようとしている状態
  • スマートフォン側から送られた新データを受信し、それをダウンロードするかを確認してきている画面
  • ADASのインターフェイス仕様に対応し、ルートガイド情報を元に道路状況に応じた様々な制御を加えられるようになる
ハンガリーのナビコアソフトベンダー大手であるNNGは、このほど車載機器に向けて専用開発した次世代のナビコアソフト『iGO primo nextgen(アイゴー・プリモ・ネクストジェン)』を開発。日本を含めた全世界に向けて自動車メーカーなどへのOEM採用を進めていくと発表した。

NNGはこれまで約10年にわたって、グローバルで地域や車種を問わず、あらゆるカーナビゲーションに適用できるオールインワン型ソフトを開発し提供してきた。その結果、世界の30を超えるブランドに採用され、世界シェア26%を有するナビコア・ソフトウェアメーカーへと成長を果たした。今回発表された「iGO primo nextgen」は、それらの研究及び技術開発の実績から生み出されたNNGのフラッグシップとなる製品。日本市場には2015年にも先行投入を予定する。

「iGO primo nextgen」でまず注目すべきは、操作の基本となるHMI(Human Machine Interface)をOEM先に応じて自在に変えられるという点だ。組み合わせるディスプレイに合わせて解像度などで最適な表示方法に変更でき、日本で採用されることが多いタッチパネルはもちろん、欧州車に採用例が多いロータリー式コマンダー、さらにはボイスコントロール、ジェスチャーなど多彩なコマンド入力に対応できる。世界各国の道路事情に合わせたローカライズもでき、これにより、一つのソフトウェアでグローバルな展開が可能になるという。

NNG OEMリレーションズ ディレクターで日本支社の代表も務める池田平輔氏は、「組み合わせるディスプレイで解像度を変える必要が出ても、設定をいじるだけで自在に対応できる。ローエンドからハイエンドに至るまで同じプログラムで対応でき、これは提供する側、受ける側双方にとっては大きなメリットがある」と話す。

機能の追加も自在に行え、たとえばVICS表示や分岐点での交差点拡大図など、約40種類もの機能を追加し、ガソリンの価格、パーキングの空き状況、天気や渋滞情報など様々なライブ・コンテンツにもアクセスできる。高度に進化した日本市場に対しても適切な情報を提供できるというわけだ。

スマートフォンとのスムーズな連携も大きな特徴となる。これは『NaviFusion』によって実現するもので、カーナビゲーションとスマートフォンが独立して動作する一方で、双方が持つ情報を相互に同期させられる。たとえば、スマートフォン側のナビアプリ上で駐車場やガソリンスタンドといったPOI(Position of Interest)情報などが更新された場合、クルマに乗り込んでそのスマートフォンをナビゲーションに接続すると自動的に情報が更新されるのだ。また、道路情報などの地図データ更新も対象としており、これによりカーナビゲーション側も常に最新データによるルートガイドが受けられるようになる。

自宅などで目的地設定をしておけば、スマートフォンとカーナビゲーションを接続するだけで自動的にそのルートが反映することも可能。しかも、同期はバックグラウンドで行われるため、ドライバーの手を煩わせることが一切ない。両者は、Wi-FiやBluetoothなどのワイヤレスの他、USB接続でも対応でき、最大5台までを共有対象としている。

機能面での能力を大幅にアップさせていることも大きなポイントだ。ハードウェアの効率的な利用を進めた結果、市街地図の3D表示をはじめ、緑地や車線、水面の動きまでもリアルに再現。車載機器に向けて専用開発したということで、DR(デッドレコニング=自律航法)を活かしたGPS技術によって傾斜や高度を立体的に検知することも実現できているという。その他、ADAS(先進運転支援システム)のインタフェース仕様に対応し、予測型の運転支援システムを実現できる特徴も持つ。

池田氏によれば「スマートフォンと連携してPOIデータを反映できるタイプとしては既にディスプレイオーディオがあるが、車速パルスまで反映できていないのがほとんど。『iGO primo nextgen』は車速パルスを併用して高精度な測位も実現しているので、自動車メーカーをはじめとするOEM先の高い要求にも十分応えられる」とする。まさに『iGO primo nextgen』は、車載機器に専用開発したメリットを最大限に発揮したものと言えるだろう。

NNG、車載専用に開発したナビコアソフトを発表…国内市場に先行投入

《会田肇@レスポンス》

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