防犯システムの基本 Vol.6~暗視性能と高感度カメラ | RBB TODAY

防犯システムの基本 Vol.6~暗視性能と高感度カメラ

ブロードバンド セキュリティ

赤外線投光機付きのカメラによる画像。肉眼では消火栓の赤灯しかない真っ暗な状況だが、赤外線でここまでハッキリと、しかも気付かれずに撮れる。
  • 赤外線投光機付きのカメラによる画像。肉眼では消火栓の赤灯しかない真っ暗な状況だが、赤外線でここまでハッキリと、しかも気付かれずに撮れる。
  • 高感度性能がピカイチのソニーのα7sでの暗所撮影画像。軍用の暗視装置レベルでしかもカラーだ。このセンサーを応用した防犯カメラが登場するかも?
 数年前までは夜間や照明のない屋内といった暗所撮影には専用のカメラや照明が必要とされてきた。一般的だったのは肉眼では見えない赤外線(IR)を捉えるカメラやライトといった機材だ。

 vol.3でも述べたが、特に画像素子として多用されているCMOSは基本的に赤外線に対する感度を持っている。日中は自然光、あるいは照明下で、夜間は赤外線を使うというハイブリッドな撮影が可能だ。もちろんカメラやCMOSの種類によるが、これらの赤外線を使用した暗所撮影システムは現在でも多用されている。メリットはやはり撮影対象に気づかれにくく、それなりの明るさで撮れるということだろう。

 そして最近登場してきたのが超高感度対応のCMOS。赤外線がなくてもごく微量な可視光線を捕らえられるという映像素子だ。これは可視光だろうが赤外線光だろうが、明るくなくても何とか撮影できてしまう。まだ防犯カメラには採用されておらず、また搭載したデジカメも価格は高いがその画像は暗所でも明るくハッキリ撮影が可能。

 例えば一般販売されている一眼デジカメ、ソニーのα7Sはこのタイプのセンサーを搭載して話題になったが、その性能は撮影画像を見れば一目瞭然。「これがあれば暗所カメラはいらないんじゃないか」と思わせる明るさで撮影できる。しかも画像はカラーだ。コントラストや色に違和感を覚える赤外線画像とは雲泥の差がある。

 今後はこのような超高感度撮影に対応したカメラが増えていくはずなので、屋外設置で夜間も撮影したいと考えている人は「高感度特性」に注目してカメラを選ぶとよいだろう。
《防犯システム取材班/宮崎崇》

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