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日本マイクロソフトと竹中工務店、IoTを活用する次世代建物管理システムを提供へ

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
集積したデータをMicrosoft Azure Machine Learningにより学習し制御モデルを構築
  • 集積したデータをMicrosoft Azure Machine Learningにより学習し制御モデルを構築
  • デバイス、センサーからの膨大なデータをMicrosoft Azureに集積するサービスを構築
  • ビルコミュニケーションシステム
 日本マイクロソフトと竹中工務店は15日、「IoT」とクラウドサービスを活用し、建物設備のモニタリング・管理・分析等を自動的に行う「次世代建物管理システム」の構築・提供において、連携することを発表した。

 「IoT(Internet of Things)」は、あらゆるものをインターネットを通して接続し、管理・制御を可能にすること。今回、ICT業界・建設業界でそれぞれ実績がある両社の最先端技術を組み合わせ、IoTやビッグデータを活用することで、今までにない次世代型の建物管理システムの構築を図る。これにより、将来的な建物機能のさらなる高度化や、技能継承・人材不足といった課題解決を目指す。

 日本マイクロソフトでは、クラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」上で簡便に機械学習を実現する「Microsoft Azure Machine Learning」のプレビュー版を7月より提供している。また竹中工務店では、建物内での情報を統合して、クラウド上の情報やサービスとも連携させることで、建物機能を最適化し、建物設備運用の合理化を可能にするビルコミュニケーションシステム(ビルコミ)の開発と実証を進めている。

 「次世代建物管理システム」では、建築設備、環境センサー、管理者などから集積したデータをMicrosoft Azure Machine Learningにより学習することで、制御モデルを構築し、構築した制御モデルを用いた熱源、動力の効率的な制御を行う。また、機械学習による制御モデルの構築、および制御モデルを用いた自動化された設備管理をソリューションとして提供する。

 両社は今後、次世代建物管理システムをMicrosoft Azure上に構築、ビルコミとも連動させ、竹中工務店東京本店で実証実験を行う計画だ。2015年以降に、ビルオーナー向けに提供することを目指す。
《冨岡晶》
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