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【レビュー】初回完売のFirefox OSスマホ「Flame」…… ファーストインプレッション

 Mozillaが開発を進めるモバイル端末向けOS「Firefox OS」を搭載するリファレンススマートフォン「Flame」が国内で発売された。今回は一般の方が購入することを想定して、本機のファーストインプレッションを報告したいと思う。

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「Firefox OS」のリファレンススマートフォン「Flame」
  • 「Firefox OS」のリファレンススマートフォン「Flame」
  • 背面にカメラユニットやスピーカーを搭載
  • トップのイヤホン端子と電源ボタン。ボリュームボタンは側面に配置
  • ボトムにはmicroUSB端子
  • カバーを外した内側にmicroSDカードスロット、3G/2GのSIMカードスロットが
  • イヤホンとmicroUSBケーブルが同梱されている
  • Firefox OS 1.3のホーム画面
  • 日本語対応はまだ始まっていない
■ミニマルな仕様のユーザーインターフェース

 本体操作のインターフェースをみていこう。4.5インチのタッチパネル液晶のほかには、フロントパネルの下側に唯一のタッチキーが設けられている。iPhoneの操作になれていればそう違和感はない。右側面にはボリュームボタン、トップには電源ボタンとイヤホン端子、さらにボトムにはUSB端子とマイクがある。

 余談だが、買ったばかりの本体にはフロントパネルを保護するフィルムが貼られているのだが、これがインカメラやスピーカーのかたちにピッタリとカットされているので、剥がすのが実に惜しい。きっとこの後しばらく待ったところで「Flame専用」の保護シートはどこのメーカーからも販売されないだろう。フロントパネルの四辺が角丸型デザインになっていることも、この問題をさらに難しいものにしている。他の端末で代用ができそうなシートを果たして見つけることができるのだろうか。

 Firefox OS 1.3はフラットデザインのアプリアイコンを採用している。画面のタップやフリック操作のレスポンスはなかなか良い。画面の上端から下側に向かってフリックするとノーティフィケーショントレイが現れる。Wi-FiやBluetooth、機内モードのON/OFFや設定メニューへのショートカットがここに表示されている。

 ホーム画面のトップに表示される「I'm thinking of...」の検索ボックスを選択して文字を入力すると、本体にインストール済みのアプリやWebサイトからキーワードに引っかかったものが一覧で表示される。音声による検索機能は付いていない。

 アプリを消去する方法はアイコンを長押しすると表示される「×」マークをタップ。iOSと同様に本体からアプリが削除される仕様だ。iOSで言うところのフォルダにあたるのが「Smart Collection」で、同じカテゴリのアプリをまとめておくことができる。作りかたはホーム画面の空いている箇所を長押しして表示されるメニューから「Add Smart Collections」を選択。「Shopping」や「News」などプリセットのカテゴリーから選んだり、ユーザーが名称を決めることも可能だ。

 マルチタスクの切り換えは、ホームボタンを長押しすると現在起動しているアプリがページ状に立体的な表示で並ぶので、ここから使いたいアプリを選択する。左上の「×」をタップすればタスクを終了できる。

■アプリの品揃えはこれからに期待

 アプリのストアは独自の「Firefox Marketplace」が用意されている。アプリの検索はトップのテキストボックスからフリーワード検索ができるほか、カテゴリーリストから絞って「ゲーム」や「ビジネス」「ミュージック」などジャンルで探すこともできる。アプリの数はまだそれほど揃っていないが、現在は大抵のアプリが無料で提供されている。FacebookやLINE、Twitter、YouTubeなどメジャーどころも見つかった。ただSkypeアプリは見あたらず、マップアプリはノキアの「HERE」が今のところ一番使えそうな感じだ。今後ユーザーの拡大に伴ってさらに充実していくことを期待したい。

 エンターテインメント系アプリの使い勝手もチェックしておこう。音楽プレーヤーはWAV/FLAC/アップルロスレス/AIFF/MP3の形式でファイルを保存して、再生ができるか試してみたが、かけられたのはMP3だけだった。ID3タグの読み込みができるので、カバーアートや楽曲情報は正しく認識され、アルバム/アーティスト/楽曲名を条件にしたリスト表示にも対応する。再生画面では楽曲のスキップ、シークバーによる頭出しができたり、星5つでお気に入り評価が付けられる。ショートカットにはファイルをメールやメッセージに添付したり、リングトーンに設定できるメニューもある。オーディオ系ではほかにもFMラジオのアプリが搭載されているが、87.5MHz以下の周波数が選局できなかった。

 動画ファイルは「Video」アプリから再生する。ディスプレイの解像度が854×480画素なので、最近のフルHDスマホに見慣れてしまうとまずまずの画質といったところ。MP4形式のファイルは再生ができたが、iTunesで使われているH.264コーデックのM4V形式のファイルが読み込めなかった。

 メインカメラで撮影テストも行った。静止画と動画の撮影に対応しているが、レンズはズームができず焦点距離は約2.9mm固定。F値は2.6。タップ操作によるフォーカスやAEのコントロールもできないので、カメラ機能についてはおまけ的に捉えた方が良いかもしれない。

 以上、今日までFlameを使って発見できたことを速報的に紹介してみた。まだ荒削りな部分もあるが、Firefox OSの最先端に触れられるリファレンス機として大いに魅力的なスマートフォンだと言える。8月5日には好評につき追加販売も決定した。今度も数量限定での販売になると思われるので、興味のある方はこの機を逃す手はないだろう。
《山本 敦》

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