田中社長「分け合うよりゆるやかな家族」……KDDI、新料金プラン「カケホとデジラ」を発表 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

田中社長「分け合うよりゆるやかな家族」……KDDI、新料金プラン「カケホとデジラ」を発表

エンタープライズ モバイルBIZ
KDDI代表取締役社長 田中孝司氏
  • KDDI代表取締役社長 田中孝司氏
  • 料金プランニーズ
  • データ通信量調査
  • データ通信量調査
  • au新料金の特徴
  • au新料金の特徴まとめ
  • パケット分け合いのデメリット
  • パケット分け合いのデメリット
 KDDIは25日、通話定額とパケット通信料を選択できる新料金プラン「カケホとデジラ」を発表した。同日、都内で記者会見が開催され、同社の代表取締役社長の田中孝司氏は、「先日の夏モデル発表会で1つだけ発表しなかった料金について我々の新しい提案をご紹介させていただきます」と述べた。

 新料金プランの背景には、スマホ料金ニーズの変化があるという。au全体で、スマホの普及は49%となり、ロジャースの普及曲線で言うところのアーリーマジョリティからレイトマジョリティに移る時期に来たと説明。

 同社はそれぞれのクラスタに対して月間のデータ通信量を調査したところ、普及が早かったイノベーターやアーリーアダプターの人たちは4~5GBが中心、7GB以上も多く15%以上となってきていることがわかったという。そのあとのアーリーマジョリティは2~4GBが中心に、レイトマジョリティは3GBまでが中心で、「それぞれのクラスターによって大きく使い方が異なってきている。1種類の使い放題という世界からそれぞれのクラスターにあったものを提供していかないといけない時期に来ている(田中氏)」と、ティアード(段階別)の料金を提案することにしたという。

 グローバルに見てみると、LTEが普及しているアメリカ、韓国ともにティアードの料金プランになっている。「思い返してみると昔のガラケーはティアード型の料金プラン、それからフラットになって、今もう一度ティアード型の料金プランに戻りつつある時期に来ているんじゃないかなと思っている(田中氏)」

 「お客様それぞれのデータの使い方に合ったスーパーオトクな料金を」というコンセプトで打ち出す新料金プラン「カケホとデジラ」も、既に発表したドコモやソフトバンクの料金プランと基本的には同じで、2700円の通話定額基本料に300円のISP料金、データ定額プランを組み合わせた料金プランとなる。

 「カケホとデジラ」の特徴の1つは、データ料金プランの容量により細かく段階をつけたことにある。ユーザーの中心となる2GBから5GBまでの間に3GBの料金を入れ、5GB以上使うユーザーには他社より安くなるように設定し、8GB、13GBの容量も設けた。また、月間のデータ容量を使い切った場合のデータチャージは、0.5GBが550円、1GBが1000円で62日間有効とした。

 家族契約時のデータ容量の扱いについては、「家族で分け合うよりも、ゆるやかな家族」を目指し「データギフト」を採用。ドコモ、ソフトバンクでは基本的に家族でデータ量を分け合う「データシェア」を採用したが、「データシェア」の問題として、データの使い方は人それぞれなのに家族均等に分けることはできるのか、容量を使い切った場合に誰が追加データ買うのか、データが余ってしまうともったいない、といった問題が考えられるという。

 そこでauでは、それぞれが個別でデータプランを選択し、誰かが余ったら誰かにあげる「データギフト」を採用することにしたとのこと。また、新料金プラン「カケホとデジラ」にも「auスマートバリュー」を組み合わせることが可能となる。このほか、6年目以上契約しているユーザーへは長期優待として3ヵ月ごとにデータ容量を追加する。

 「カケホとデジラ」の提供開始は8月13日。明日26日から「電話カケ放題プラン スタートキャンペーン」など順次各種キャンペーンを開始するとのことだ。
《》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top