PKはPKだ……W杯ブラジル対クロアチア戦、地元ファンはこう見た
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ルールの解釈によって有利不利が発生するジャッジがあると「八百長」で片付けようとするのだ。ブラジルのサッカーファンに取材すると「あれが八百長ならゴールポストも買収されてるね」、「ワールドカップを八百長で優勝しようとしたら、いったいいくらかかるのか」と、冷静なファンがもちろん多数派だ。
では誤審だったのか。「誤審というなら誤審もサッカーのうちだ。マラドーナのハンドは『神の手』として歴史に残ったし、イングランドは疑惑のゴールでワールドカップを優勝している。こういうことは今後も起きる」、「クロアチア選手の手はあきらかにフレッジ(ブラジル)の体にかかっている。PKが成立するかしないかで言えば、成立する」。さすがサッカー王国、一般のファンにちょっと聞いただけで普通にこういう答えが返ってくる。「ここは“フレッジ劇場”を楽しんでいればいいんだよ」。はい、そうですね。
なお西村主審は4年前のワールドカップ南アフリカ大会準々決勝、ブラジル対オランダ戦でも主審を務め、ブラジルは敗退しているのだが、このことにからめる声は聞かれない。対クロアチア戦は初戦だし勝利したので、ブラジルのファンは落ち着いていられるのだろう。
八百長といえば、クロアチアにオウンゴールを献上したマルセロもそうだ。左からクロアチアのオリッチがクロスを蹴るが、ゴール前のイェラヴィッチは合わせ切れない。しかしこれでボールの進路がわずかに変化、戻ってきたブラジルのマルセロの足にドンピシャのタイミングで当たってオウンゴールとなった。「八百長? ない、ない。あれだけ笑われるんだったら、いくらもらったって割に合わない」。「あれは歴史に残るオウンゴールだ」。そう、マルセロのオウンゴールは、ブラジル代表戦の歴史上初めてのオウンゴールだった。