【ソフトバンク決算】日本企業最速で営業利益1兆円突破 | RBB TODAY
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【ソフトバンク決算】日本企業最速で営業利益1兆円突破

エンタープライズ 企業
ソフトバンクの孫正義代表取締役社長
  • ソフトバンクの孫正義代表取締役社長
  • 同社として初めて営業利益1兆円を突破(5月7日)
  • 33年間での達成は日本の企業で最速であることをアピール(5月7日)
 ソフトバンクは2014年3月期の連結決算を公開。説明会に登壇した代表取締役社長の孫正義氏は、日本企業として史上最速となる創立から33年という短期間での「営業利益1兆円突破」を実現したことを強調するとともに、売上高・営業利益・純利益でドコモ、KDDIを抜いて1位となったことをアピールした。

■売上高6.7兆円/営業利益1兆円超/純利益5,270億円

 同社が発表した決算内容は、売上高が前年比倍増(108.2%)となる6兆6,666億5,100万円を計上。営業利益は35.8%増益となる1兆853億6,200万円、純利益は41.5%増の5,270億3,500万円となった。

 売上高が前年比で倍増した背景には、2013年7月に子会社化した「スプリント事業」により約2兆6,000億円の売上高が計上されたことも影響を及ぼしている。移動通信事業の売上高もiPhoneの好調などにより前年比で増加。単体セグメントでの利益は前年比17.8%増となる6,089億5,000万円となった。

 ソフトバンクモバイルの純増契約数も344万5,000件を記録。各種の販促策を推進した結果、iPhoneなどスマートフォンや通信モジュールの販売が好調に推移した。結果、14年3月31日でのソフトバンクモバイルの累計契約数は3,592万5,000件に到達している。

 ARPU(1契約あたりの月間平均収入)は、前期から100円減少の4,450円となり、うちデータARPUは前期から150円増の2,930円となった。ARPUが減少したことについてはデータARPUの高いスマートフォンの契約数が引き続き増加しデータARPUを押し上げた一方、ARPUの低い端末が増加したことに加え、音声端末における通話の利用が減少したことなどが理由として挙げられた。

 端末の販売数については前期比で106万2,000件増の1,417万5,000件。各種の販売促進策によりiPhoneなどスマートフォンの販売が好成績を残し、MNP制度により他社からの転入も増加した。解約率は1.27%と、前期比で0.18ポイント上昇。機種変更率は1.36%となり、前期比で0.17ポイント低下した。

 固定通信事業については前期比で3.2%増加の5,480億9,000万円。ソフトバンクBBにてADSLサービスの契約数が減少したことで、ブロードバンド事業が減収となったものの、1月に子会社化したイー・アクセスの固定通信部門の売上が通期で計上されたことにより売上高は増加した。セグメント利益は4.9%減の1,086億1,200万円。

 インターネット事業は前期比で12.1%増加の3,998億6,900万円。ディスプレイ広告やスマートフォン経由の検索連動型広告の売上が拡大した。セグメント利益については前期比で4.6%増加して、1,889億4,900万円を計上する。
《山本 敦》
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