歌手の中川翔子が、「漂流教室」や「まことちゃん」などの作品で知られる漫画家の楳図かずお氏の長編映画監督デビュー作『マザー』の主題歌を担当することがわかった。 恐怖漫画の巨匠が77歳にして初めて監督を務める同作は、“漫画家・楳図かずお”の周囲で巻き起こる怪奇現象を描くホラー映画。楳図のもとに、生い立ちを本にしたいという出版社からの依頼が舞い込み、担当編集者・若草さくらが楳図の取材をはじめるが、やがて楳図とさくらのまわりで底知れぬ恐怖が巻き起こる、という内容。楳図かずお役を歌舞伎俳優の片岡愛之助が演じる。 同作の主題歌は、中川翔子の最新アルバム『9Lives』に収録されている「chocolat chaud」に決定。子供の頃から楳図作品の大ファンであることを公言し、2005年に楳図原作の映画『楳図かずお恐怖劇場 絶食』にも出演している中川だけに、今回のコラボ実現には「楳図かずお先生は、この世界の素晴らしさや美しさ、恐ろしさやあらゆることを教えてくれた、私にとって神様です。その神様が紡ぐ実写映画の世界に主題歌という形で参加することができ、夢にも見たこと無いくらいの素晴らしい夢が実現するなんて、このミラクルに感謝します」と大感激。また、本編にも友情出演し、短いシーンながら印象的な役を演じる。 楳図氏も中川とのコラボに、「しょこたんとまたお仕事がご一緒できて嬉しいです」とコメント。楽曲については、「主題歌はオープニングのイントロがホラーっぽい、テンポものいい曲だと思います。歌詞の中の『あたしが朽ち果てた後も／あなたをずっと愛し続けてる』という部分が映画のテーマとリンクして、雰囲気があっている。しょこたんはこういう歌も歌うのかと驚きました」と称賛している。 『マザー』は9月27日公開。
中川翔子、予期せぬヘアチェンジに驚き「切ってないけどボブになってた！」
