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アニメ業界最前線 - 求められる人材像とは?

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「アニメ業界最前線-求められる人材像とは?-」@AnimeJapan 2014
  • 「アニメ業界最前線-求められる人材像とは?-」@AnimeJapan 2014
  • 「アニメ業界最前線-求められる人材像とは?-」@AnimeJapan 2014
3月22日、AnimeJapan 2014にてビジネスセミナー「アニメ業界最前線-求められる人材像とは?-」が開催された。AnimeJapan 2014の中で、アニメのビジネス面にフォーカスを当てた企画の最初のセッションである。

ここでは日本動画協会が取組むアニメの人材育成などを中心に、アニメ業界の人材の最新事情が語られた。登壇者は、増田弘道さん(日本動画協会 人材育成ワーキング座長)、鈴木修一さん(ぴえろ営業部イベント担当)、神木優さん(東映アニメーションテレビ企画部プロデューサー)、立石夏子さん(東映アニメーション総務部)である。

冒頭に増田さんが、これまでのアニメの制作本数と作品の総分数の推移について説明した。そのうえで登壇者に、それぞれの会社の景気はどうなのかを尋ねた。
鈴木さんは答えるのは難しいとしつつも、本数は増えているのでないかと答えた。神木さんも制作本数は増加している感じとし、立石さんも悪くなっている印象はあまり受けないと話した。業界の堅調さを窺わせた。

また、女性の人材について触れる場面もあった。最近は監督も演出も女性が多くなってきたという話題だ。例えば、東映アニメーションの若手、松本理恵監督のような存在だ。
鈴木さんは、ぴえろでも女性比率が多いという。自身が属する企画営業部も女性が多いと語った。
神木さんが女性スタッフは営業面でも制作面でも一定の人数は入れるようにしているいう。これに対し立石さんは、女性を多く採るということでやってるわけではなく結果としてそうなったとする。これには以前に比べて子供を産んでからも残っている人も増え、現場の環境が働きやすくなっていることも挙げた。

最後に業界を目指す人が勉強しておいた方がいいこととして、鈴木さんは空気に触れるために何でもいいので業界に飛び込めと話した。神木さんは映像作品に対するこだわりを考察してみても面白いのではないかと、立石さんは自分はこうじゃなきゃというのを突き詰めるのは難しいから柔軟性のある人がいいと述べた。
望まれる後輩については、鈴木さんはアグレッシブで発想力のある人、神木さんはそれぞれの現場にあった対応が出来る人、立石さんはとにかく前向きに取り組める意欲のある人と語った。こうしてアニメ業界の人材セッションの幕を閉じた。
[真狩祐志]

「アニメ業界最前線-求められる人材像とは?-」、業界は女性増加傾向

《animeanime》
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