「取締役はセキュリティの重要性を十分理解していない」約6割 | RBB TODAY
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「取締役はセキュリティの重要性を十分理解していない」約6割

ブロードバンド セキュリティ
自社のCEOがサイバーセキュリティをどのように思っているかを調査。「サイバー攻撃から保護することは最大の優先課題」と回答した人の割合を国別に表示
  • 自社のCEOがサイバーセキュリティをどのように思っているかを調査。「サイバー攻撃から保護することは最大の優先課題」と回答した人の割合を国別に表示
  • 脅威として感じているもの(地域別)
BTジャパン株式会社は2月19日、ITの採用などを決定する業務責任者に対して実施された「サイバーセキュリティ対策」に関する調査の結果をまとめ、発表した。本調査は2013年10月、世界7カ国のさまざまな分野の中規模から大規模な企業のIT関係の責任者に500回に及ぶインタビューを行ったもの。調査結果によると、アジア・パシフィックの企業は米国企業に比較して、いくつかの重要な分野で遅れていることが明らかになった。

サイバーセキュリティ対策への投資に関して、ROI(投資回収率)の評価をしているのは、米国では10社のなかで9社(90%)が実施していることに対し、アジアパシフィックでは51%にとどまった。同様に、米国企業の取締役や幹部などの業務責任者の86%がITセキュリティのトレーニングを受講しているが、アジアパシフィックでは48%であった。

世界的な傾向としては、ITの責任者の半数以上(58%)が、自社の取締役はサイバーセキュリティの重要性を十分理解していないと回答している。しかし他の脅威に対する姿勢は国ごとに大きな違いが見られた。アジア太平洋地域では、IT責任者の74%がハクティビズムを重大な脅威と考えているのに対し、米国では85%が社内(社員)の悪意のない脅威を挙げた。今後1年の間に増大する脅威としては、政治的ハッカー活動(54%)と社内における悪意のある脅威(53%)を挙げた。

「取締役はセキュリティの重要性を十分理解していない」約6割(BTジャパン)

《吉澤亨史@ScanNetSecurity》
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