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「予防歯科」の考え方……日米欧でオーラルケアに関する意識調査

エンタープライズ その他
「予防歯科」という考え方を知っていましたか(SA)
  • 「予防歯科」という考え方を知っていましたか(SA)
  • 「予防歯科」について、現在どの程度取り組んでいますか(SA)
  • 「予防歯科」について、どの程度必要だと感じますか(SA)
  • 歯科医はどのような存在か(MA)
  • 直近一年間の歯科医での健診受診回数(SA)
  • オーラルケアに使用するアイテムに関する考え方(SA)
  • デンタルリンス・フロスの保有率(SA)
  • オーラルケア用品の選び方(SA)
 オーラルケア用品へのこだわりについては、アメリカでは77.2%、スウェーデンでは64.9%が「こだわって選ぶ方(「どちらかといえばこだわって選ぶ」を含む)」と回答したのに対し、日本は約半数が「あまり考えずに選ぶ(「どちらかといえば考えずに選ぶ」を含む)」と回答。オーラルケアにお金をかけるか、については、「お金をかけるべき」と回答した人がスウェーデン:42.2%、アメリカ:34.0%、日本:10.8%。年間のオーラルケアアイテム平均購入金額は、スウェーデン:8415円、アメリカ:8354円、日本:4965円となり、欧米2カ国に比べて日本のオーラルケア用品へのこだわり、お金をかける意識や、実際にかけている金額は全般的に低い。


●スウェーデン人は70歳で21本が自分の歯

 「予防歯科」の取り組みが進んでいるスウェーデンでは、70歳になっても21本もの自分の歯が残っている(親しらずを除いた成人の歯の本数は28本)。日本人の場合は16.5本で、明らかな差がある。

 ライオンによると、「歯を失う」のは誰にでも起こる老化現象ではない。ムシ歯や歯周病がそもそもの原因であり、それが悪化した結果、抜歯しなければならなくなったり、歯が弱って抜けてしまい、入れ歯が必要となったりする。「予防歯科によって、ムシ歯や歯周病を事前に防ぐことにより、“歳をとっても歯を残せる“」ことを、スウェーデンの取り組みとその成果が体現しているのではないか。

 世代ごとにムシ歯罹患率の年次推移を見てみると、15歳未満で罹患率が改善しているが、20代から罹患率はぐっと高くなり、35歳以上のすべての年齢層では、罹患率は減っておらず、むしろ上昇している。アラフォー世代はほぼ100%が「ムシ歯経験あり」だ。40代以降の歯のトラブルというと歯周病がクローズアップされるが、抜歯の原因として、ムシ歯はどの世代でも多い。「仕事や家事で忙しい20代から30代・40代だが、この時期のケアを怠らないことが大切であり、課題である」(ライオン)。

 予防歯科の普及・推進を目指すライオンは、自宅での効果的なオーラルケアの実践をサポートする「予防から生まれたクリニカ」シリーズを発売している。


調査概要
●対象:15~69歳のアメリカ人・スウェーデン人・日本人の男女
●サンプル数:計3600
アメリカ人1200、スウェーデン人1200、日本人1200
●割付:15~19歳、20~29歳、30~39歳、40~49歳、50~59歳、60~69歳、それぞれ男女100人ずつ
※分析には上記割付に各国人口構成比でウェイトをかけた値を使用した。
●調査期間:2013年11月22日~12月10日
●調査手法:ウェブ調査
《高木啓》
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