作家、浅田次郎が2004年に発表した短編集「五郎治殿御始末」の一編「柘榴坂(ざくろさか)の仇討(あだうち)」が中井貴一主演で映画化、2014年9月全国公開されることが発表された。 同作は、敬愛する主君、大老・井伊直弼を桜田門外にて失った彦根藩士・志村金吾を主人公に、幕末から明治へ、時代に翻弄されながらも武士として、人としての誇りと覚悟をもって命に向き合った人間たちの物語を描く。 主人公・志村金吾を演じるのは中井貴一。金吾の仇である水戸浪士・佐橋十兵衛役には阿部寛、金吾の妻、セツ役を広末涼子。大老・井伊直弼を、人間国宝でもある中村吉右衛門が演じ、『鬼平犯科帳』以来19年ぶりの映画出演となる。 監督は『沈まぬ太陽』『ホワイトアウト』の若松節朗。音楽を久石譲が担当する。撮影は今年1月5日に始まり、2月終了予定。