「ハイブリッドキャスト」普及に向けた動きが本格化……対応番組放送、実証実験など | RBB TODAY
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「ハイブリッドキャスト」普及に向けた動きが本格化……対応番組放送、実証実験など

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「Hybridcast ランチャー」とスマートフォンでの表示例
  • 「Hybridcast ランチャー」とスマートフォンでの表示例
  • 日テレ「JoinTV× ハイブリッドキャスト」サイト
 日本テレビ放送網、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビジョン、マルチスクリーン放送協議会、北海道テレビ放送、三菱総合研究所は12月12日、ハイブリッドキャスト技術仕様によるスマートテレビの実証実験「Hybridcast 2014」を実施することを発表した。

 「ハイブリッドキャスト」は、放送の電波で送られてくる番組とインターネット経由で提供する情報を連携させ、多彩なサービスを実現するもの。対応テレビをインターネット回線に接続することで利用可能となる。たとえば、FacebookやTwitterでみんなといっしょに番組を楽しんだり、スマホとタブレットとの連携により好みのカメラ映像を選択したり、クイズや人気投票にお茶の間から参加したりするといったことが可能となる。

 「Hybridcast 2014」は、2014年1月~3月に、在京民放各社等がハイブリッドキャスト技術を活用し、放送と通信を連携させた新しいテレビサービスを提供開始するものだ。実証実験では、ハイブリッドキャスト技術を活用したユーザー視点に立った使いやすいインターフェイスや、安心・安全な新しいサービスの普及促進を目指し、参加各局が実際の番組を利用した検証を行う。

 日本テレビでは、独自開発のソーシャルエンターテインメントシステム「JoinTV」をハイブリッドキャストにも対応させ、HTML5を活用したよりリッチな表現を始めとする新しい視聴体験を提供。2014年1月25日『JoinTV Shopping(仮)』、2月15日『ズームイン!!サタデー』など複数の番組でハイブリッドキャストに対応した放送を実施する。また2月下旬に、番組非連動のコミュニケーション機能「JoinTalk」を実装する。

 テレビ東京では、ハイブリッドキャストを活用した視聴者参加型番組『MISSION 001~みんなでスペースインベーダー~』を1月3日に生放送。“テレビを使ってみんなでいっしょにゲームをする”というコンセプトの視聴者参加型双方向番組となっており、視聴者は、スマートフォン・タブレット端末・パソコンを使って「ゲーム部分」に参加できるとともに、ハイブリッドキャストを使い、ゲームスコアなどのパーソナルなデータをテレビに表示する。

 NHKでは、放送と通信を連携させた「NHK Hybridcast」(ハイブリッドキャスト)のセカンドスクリーン(タブレットなどの携帯端末)向けサービスを12月16日より開始。アプリ「Hybridcastランチャー」をインストールすることで、タブレットやスマートフォンから双方向番組への参加ができる他、番組に関連する多彩な情報を得ることが可能になるとのこと。あわせて無料動画クリップサービスも開始する。
《冨岡晶》
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