有期契約労働者は、正社員に対し何を感じているのか?……労働条件、イメージなど比較 | RBB TODAY

有期契約労働者は、正社員に対し何を感じているのか?……労働条件、イメージなど比較

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正社員の比較しての評価
  • 正社員の比較しての評価
  • 正社員に対するイメージ
  • 有期契約で働くことになった状況
  • 仕事のやりがい/現在の職場
  • 職場に対する不満
 有期労働契約のルールを定めた「改正労働契約法」が施行されて半年が経過した。連合(日本労働組合総連合会)は、有期契約労働者に関する調査を実施、その結果を発表した。

 調査期間は9月14日~9月23日で、週20時間以上労働する民間企業の有期契約労働者(嘱託・臨時社員、パート・アルバイト)1,000名から有効回答を得た。

 正社員との比較について質問したところ、「業務内容」が『正社員と同じ』は48.0%、『正社員と異なる』は41.3%となり、半数近くの有期契約労働者が、正社員と同じ業務内容だった。「仕事上の責任」では『正社員より軽い』(54.4%)が半数以上、「残業時間」では『正社員より少ない』(59.5%)が半数以上だったが、「仕事上の責任」が『正社員より重い』(11.7%)、「残業時間」が『正社員より多い』(9.8%)という人も1割ほど存在している現状があきらかとなった。なお「仕事への姿勢」では『正社員より真面目』(48.7%)が半数近く、「仕事を遂行する能力」では『正社員より高い』(21.2%)が2割となっている。

 次に正社員に対するイメージを聞いたところ、「雇用が安定している」がもっとも多く63.8%、僅差で「給料がよい」が62.0%で続いたが、3位以降は「仕事上の責任が重い」(57.3%)、「なんでもやらなければいけない(業務範囲が広い)」(49.1%)、「転勤があり大変そう」(34.6%)、「残業が多い」(34.1%)などとなっている。

 そこで、「有期契約で働くことになった状況」を聞いたところ、『自ら進んで』は51.0%、『正社員になれなくて』は35.1%となり、半数は自らの希望で有期契約になっているが、3人に1人は“正社員になれずに、有期契約で働いている”という状況だった。雇用形態別にみると、“正社員になれず、有期契約で働いている”のは、パート・アルバイトより契約社員(嘱託・臨時社員)でその割合が高くなり、47.6%と半数近くだ。「今後の働き方の希望」については、『このままでよい』が37.5%であるのに対し、『正社員になりたい』が40.7%と上回った。特に、“正社員になれずに有期契約で働いている”(351名)では、正社員への転換希望を持っている割合は高く、73.5%と7割以上となった。

 「現在の仕事のやりがい」については、『感じる』が49.3%、『感じない』が24.3%、「現在の職場についての満足度」については、『満足』が42.0%、『不満』が32.5%となり、ポジティブな人が多数派だったが、“正社員になれずに有期契約で働いている”人(351名)では、「現在の仕事のやりがい感じない」とする割合が、“自ら進んでなった”人(510名)よりも10ポイント以上高くなり、「現在の職場について不満」も42.2%で多数派となっている。なお具体的に職場に対して持っている不満(全員に質問)としては、「給料が上がらない」(52.0%)のほか、「給料が安い」(50.7%)、「働きぶりが評価されない」(30.1%)、「自分たちの意見を聞いてくれない」(18.7%)などがあげられている。
《冨岡晶》

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