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平成生まれ「仕事上で知識不足を実感」9割に……日々の情報収集に工夫を

エンタメ 調査
仕事をしていて、自分の知識不足を感じることがありますか?
  • 仕事をしていて、自分の知識不足を感じることがありますか?
  • 日頃どのようなWEBサイト・アプリで情報収集をしていますか?
  • 世代・トレンド評論家の牛窪恵氏
  • 日経電子版
  • ビューン
  • ランキン★TV
 “平成生まれ世代”が入社して約1年半が経過した今、「自分は仕事ができる」と自己評価しているのは1割未満であるほか、仕事において「知識不足」を感じている人が9割にのぼるという実態が明らかになった。

 トレンド総研は、平成24年(2012年)4月に入社した、平成生まれの22~25歳の若手ビジネスパーソン500名を対象におこなった「仕事における情報収集」に関する意識・実態調査の結果を発表した。

 調査でははじめに、入社1年半が経過した「平成生まれ」の若手ビジネスパーソンに対して、「自分は仕事ができると思いますか?」と聞いたところ、「できると思う」と回答した人はわずか8%という結果に。

 「仕事をしていて、自分の知識不足(業界知識・商品知識・時事知識など)を感じることはありますか?」という質問をしたところ、92%の人が「知識不足を感じる」と回答。中でも知識が足りないと感じる分野としては、「業界知識」(66%)が最も多く、次いで政治・経済・トレンドなどの「時事知識」を挙げる人も40%にのぼりました。

 次に、知識不足を補うための手段として、「普段から十分な情報収集ができていると思いますか?」と聞いたところ、「できている」という回答は8%にとどまり、69%と7割近くが「情報収集はしているが、十分とはいえない」と回答しています。

 普段の情報収集源としては、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などを通じて「WEB」を活用している人が81%と最多。また、ニュースアプリ、情報アプリなどの「アプリ類」も45%の人が活用しているようです。なお、閲覧するWEBサイト・アプリとして一番多かったのは「ポータル系サイト」で84%。そのほかでは、「まとめ系サイト」(51%)の利用者が「無料ニュース系アプリ」(38%)の利用者を上回り、WEBでの情報収集に慣れている世代ならではの傾向が見られました。

 一方で、特に紙メディアに関してはチェックできていない人が多く、「新聞」を毎日チェックしている人は17%と2割に満たない結果に。同時に、約3人に1人が「定期的にチェックしたいと思うが、できていない」媒体であると回答しています。

 ちなみに、情報収集の現状について聞いたところ、「自分が興味・関心のある情報しか収集できていない」(84%)、「人と差がつくような情報を収集できていない」(79%)の2点が大きな懸念点として挙がり、情報収集に偏りがある傾向が強いことが分かりました。また、69%と約7割が「情報収集にあてる時間が少ない」と感じていることも明らかになり、自らの情報収集における問題点を自覚しつつも、時間の少なさから対策が思うように取れていない実態が浮き彫りになりました。

 世代・トレンド評論家の牛窪恵氏は、若手ビジネスパーソンの傾向として、「現代は非常に多くの情報が氾濫していますが、同時にデジタル機器の普及によって情報収集の手段も増加しているため、知識不足を指摘されると、「恥ずかしい」と感じてしまって、自信を失いやすい。逆に言いかえると、自分の所属企業や働いている業界に関する情報を日々収集しておき、「知識がある」と感じられる状態にあることで、自分に自信を持てるということでもあります」と語る。

 また牛窪氏は、「忙しい若手ビジネスパーソンにとって、日々の情報収集には、WEBやスマートフォンが必要不可欠。ただし、WEB上にはさまざまな情報があふれているため、情報源が不確かなものもある点には注意が必要です。情報の確度を考えると、やはり上の世代からも信頼が高い、新聞や雑誌などの紙媒体で配信される情報にも気を配ることがポイントであると言えます」と、WEBだけでは仕事で使いづらい場面が出てくると指摘した。

 その上で同氏は、最近若い世代向けのコンテンツ強化が進む新聞・雑誌のWEBやスマホアプリの活用を提案する。「無料・有料では得られる情報が異なることもあるので、自分が何について知りたいか、何のために得たい情報なのかを具体的にイメージした上で活用することで、効率よく、自信につながるような情報収集ができると思います」。

 では実際にどのようなサービスがあるだろうか。大手新聞社で電子化が進んでいるのは、「日本経済新聞」だろう。有料会員にはWEBだけでなく、スマホ・タブレットでの紙面閲覧や記事保存が可能だ。

 日本経済新聞の電子版「日経電子版」では、紙面がそのままに読める紙面ビューアアプリと、テキスト記事閲覧に加えて、ニュース速報の閲覧や、記事の保存、自動収集機能が使用できるタイプのアプリが提供されている。若手ビジネスパーソン向けの読みやすいコンテンツもあり、ニュース速報のメール配信サービスや「日経ストア」内の電子書籍の無料ダウンロード(新聞購読との同時プランのみ・年間2冊まで)などが特長。料金は、日経新聞を購読している人はプラス1000円/月で、電子版のみの利用の場合は4000円。また、10月下旬からは、主に若手ビジネスパーソンを対象としたニュースやキーワードを独自の切り口で公開していくブログメディア「ニチペロ」を公開している。

 デジタル化が進まないと言われてきた新聞社のサービスもようやく揃い始めている。無料の記事閲覧サービスに合わせてこうしたサービスを利用することで、若手ビジネスパーソンも確度の高い情報を効率よく収集できると言えるだろう。

 雑誌系の情報を取り扱うアプリが「ビューン」だ。「ビューン」は、電子雑誌や電子コミックが読み放題となる。有名週刊誌やビジネス誌、ファッション誌、さらにはコミックも読み放題だ。アプリ自体は無料でダウンロードでき、利用料金は月額500円から。

 テレビ系の情報を扱うのが、グリー株式会社提供の無料iPhoneアプリ「ランキン★TV」だ。人気テレビ番組のランキングが毎朝届く。数十万世帯での実際の録画予約数と、アプリ内に設置されている「見たい!」ボタンを指標にしたランキングであるため、今何が本当に話題なのか、注目されているかがわかり、しかも放映前にチェックできる。


調査概要
●調査対象:平成生まれの22~25歳の男女 500名
平成24年度入社の人(性別ごとに均等割り付け)
●調査期間:2013年9月11日(水)~19日(木)
●調査方法:インターネット調査
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