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東大とNTT Com、無線LANを用いたスマホ向けデジタルサイネージ配信を実験

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実証実験概要
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 東京大学とNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2日、スマートフォンやタブレットPCに対して、通常の無線アクセスによるインターネット接続サービスを提供すると同時に、イベント情報などをリアルタイムで配信する実証実験を行うことを発表した。

 5月3日~5日に東京国際フォーラムで開催される日本最大級の音楽祭イベント「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」において実施し、本技術を活用したO2O(Online to Offline)マーケティング戦略の有用性などを検証する。

 東大では、電波が混雑した状況においてもアクセスポイント上から近隣の不特定多数の利用者に認証なしで確実に同報を行う情報通信形態“ビーコン信号”を使った通信「BeaconCast」と呼ばれるプロトコルを、世界で初めて新規開発した。さらに、BeaconCastを用いて、デジタルサイネージを発信する利用者が、テキスト、画像などのコンテンツを簡単に作成し、配信できるシステムと、利用者がスマートフォンにてコンテンツを受信するアプリケーションを新規開発。NTT Comは、東大で研究開発されたアクセスポイント仮想化技術に初期段階から着目し、2012年3月より東大と共同研究を推進してきた。

 今回の実験では、イベントの来場者は、貸与された端末を利用して、場内に配置されたアクセスポイントから、無線LANアクセスによるインターネット接続を楽しむと同時に、イベント情報やレストラン特別メニューなどのリアルタイムで更新される情報を含むデジタルサイネージ配信をBeaconCastによって受け取ることができる。貸与端末台数は200台の予定となっている。
《冨岡晶》
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