「革命機ヴァルヴレイヴ」 プロデューサーが語る作品誕生・企画の秘密 池谷浩臣(サンライズ)×丸山博雄(MBS) | RBB TODAY

「革命機ヴァルヴレイヴ」 プロデューサーが語る作品誕生・企画の秘密 池谷浩臣(サンライズ)×丸山博雄(MBS)

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(c)SUNRISE/VVV Committee, MBS
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4月11日25時35分からのMBS“アニメイズム”を皮切りに、注目のテレビアニメシリーズ『革命機ヴァルヴレイヴ』の放送がスタートする。
真暦 71年、総人口の7割が宇宙で暮らす時代を舞台に、謎の人型兵器ヴァルヴレイヴとの出会った高校生・ハルトが世界の大きな流れに巻き込まれて行く。数々のSF・ロボットアニメを創り出しきたサンライズが世に届ける野心作だ。
監督:松尾衡さん、シリーズ構成:大河内一楼さん、キャラクター原案:星野桂さんをはじめ、メカニカルデザイン、音楽、キャストなどあらゆる場所に、名だたる実力派が勢揃いする。プロジェクトの大きさも魅力だ。

『革命機ヴァルヴレイヴ』のこうした企画は一体どうやって誕生したのだろうか?そして、作品の見どころは?いよいよスタートする作品について、製作の要となる池谷浩臣プロデューサー(サンライズ)、丸山博雄プロデユーサー(MBS)に話を伺った。

『革命機ヴァルヴレイヴ』
http://www.valvrave.com/
[放送情報]
MBS 4月11日より 毎週(木)25時35分~/TBS 4月12日より 毎週(金)25時55分~
CBC 4月12日より 毎週(金)26時35分~/RKB 4月13日より 毎週(土)27時00分~
HBC 4月13日より 毎週(土)26時18分~/BS-TBS  4月13日より 毎週(土)24時00分~

―― 「革命機ヴァルヴレイヴ」という作品の企画は、どのような経緯でスタートしたのでしょうか?

―― 池谷浩臣プロデューサー(以下、池谷)
僕はアニメ業界に入って十数年経つんですが、その間に一緒にお仕事をさせていただいたいろんな方から「ロボットアニメを作りたいね」というお話をいただく事があったんです。
しかも「やるならサンライズで」と言っていただける機会が多くて。しかも、純粋に「楽しい」と思ってもらえるロボットアニメが作りたいと。今回の企画もそんな思いが集まったところからスタートしました。

―― 丸山博雄プロデユーサー(以下、丸山)
自分は、仕事として初めて関わらせていただいた作品が『機動戦士ガンダムSEED』なのですが、それから後も、池谷さんともご一緒した『ガンダムOO』など、サンライズさんにも何本かのロボットアニメに関わらせていただいたこともあり、そしてまた一人のアニメファンとしても、とにかくロボットアニメというものにすごく想い入れがあります。
幸いにも様々な作品に参加させていただいた中で、毎度毎度作品から勉強させてもらったこと、感動させてもらったことがほんとに沢山ありまして。こうして教わった貴重なことを活かしてオリジナルアニメに携わりたいと思っていた折、ちょうど同時期に似たようなことを考えていたメンバーが何人か集まり、自然発生的に企画が始まりました。
オリジナルロボットアニメは準備に本当に時間と労力がかかるので、企画のスタートからOAまで3年ぐらいかかりました。

―― 今回、松尾衡監督を起用するにいたった決め手はどこにあったんでしょう?

―― 池谷
ロボットアニメを作るにあたってやっぱり最重要なので、メカの描写に対して、思い入れと経験がある方にお願いしたかったんです。
松尾さんといえば、劇場版の『Zガンダム』において冨野由悠季監督のもとで、本格的なメカ演出を担当された方です。またその後には、『模型戦士ガンプラビルダーズ』という少し毛色の違う作品においても、面白いメカの動かし方、見せ方を手がけられている。作品の特性に応じてメカを動かしていく幅広い演出方法をお持ちです。また、ドラマパートにおいても、キャラクターを本当に丁寧に動かし、シーンの雰囲気をきっちり出そうとされるので、”間”が必要な所はしっかりととり、場面の中の空気感をとても大事にされている印象があります。
今回のように登場人物の多い、群像劇的な面をもつロボットアニメにおいて、「人間」や「世界」、そして「メカ」を描いていく時に、大変頼りになる方だと感じています。

―― ロボットアニメにおけるロボットというのは、その作品の世界観を象徴するアイテムでもありますね。
今回、石渡マコトさんが主役機のデザインを手がけていますが、これはコンペティションだったんでしょうか?

―― 池谷
そうですね。みなさんから意見や感想をいただきながら、コンペを経て、石渡さんに決めさせていただきました。
石渡さんのデザインラインには、いろんな要素が入っていると思うんです。新しさもあれば、どこか懐かしい感じもある。一方でケレン味もあって、しかも美しい部分もある。そういった多面的なイメージはいろんな人にアピールできるデザインだろう、というのが大きかったですね。

―― 丸山
これは本当に難しいことだとは思いますが、個人的には今回のメカが、老若男女、人を選ばず好きになってもらえたらいいなと願っています。
自分たちのようにメカ好きの人々にはもちろんのこと、普段ロボットアニメをあまりご覧にならない方にも興味を持ってもらえて、ロボットアニメを好きになってもらうきっかけに少しでもなれれば幸せです。

今作は、色々な世代の、そして違った経歴で育ったクリエイターさんやスタッフが意見や好みを出し合いながら作っています。それらが混じりあってできたものが、見てくれる方々にどのように受け止められていくのか、もちろん不安もありつつ、楽しみにしています。
松尾監督やシリーズ構成の大河内さんも、スタッフそれぞれの想いや好きなことに対して、まずは一度耳を傾けてくださるので、ありがたい限りです。

―― そうやって、いろんな人の「好き」を作品に落とし込んでいく。

―― 丸山
そうですね。ロボットアニメが作りたくて集まった大勢のスタッフが「こんなメカのギミックは楽しい」とか「キャラクターのこんなシーンが見たい」といったそれぞれがもつ好みや願望をまずはとにかく出してみて、そこから監督と大河内さんが取捨選択をしつつ、まとめていく。そんな作業を第一段階のシナリオ打ちでは繰り返し繰り返しやっています。





―― もうひとつ、キャラクター原案を『D.Gray-man』の星野桂さんが手がけられているのも、大きなポイントです。

――丸山博雄プロデユーサー(以下、丸山)
一番の動機はスタッフの中に『D.Gray-man』が大好きな人たちが、ほんとに多数いたことです。また、先ほどの話とも関連するんですが、今回の作品はターゲットとかを考えずに、アニメ好きな方みなさんに楽しんでいただければという願いがあります。
星野さんは少年漫画誌で長年連載をやられていて、幅広い世代の方が性別を超えて楽しめる漫画を書かれていらっしゃるので、今作の想いと合致するキャラクター原案を創りあげていただけると思いました。また、星野さんの作品に「宇宙」とか「メカ」とかのイメージがあまりなかったので、逆にロボットアニメというジャンルでどんな融合が起こるかが単純に楽しみで、見てみたかったのもあります。

―― 池谷浩臣プロデューサー(以下、池谷)
キャラクターの数は多いんですけど、それぞれにしっかり個性が立っているところは、やはり凄いな、と思わされます。
実は星野先生自身、マンガを描き始める前に、アニメの現場にいらっしゃったこともあるらしいんですね。それもあってか、最初は、線の数を抑えたデザイン画を上げてくださったんですけども、松尾監督からは「そこは意識しなくていいですよ」と。そういうやり取りをしながら、絶妙なバランスのデザインラインに仕上げてくださったのかな、と思います。

――いまの制作状況はいかがですか?

―― 池谷
プレスコは、はじめの1クール分が終了しているのですが、現場での作画以降の作業はまだまだ時間をかけながら一生懸命作っている状況です。なんとか松尾監督の勢いや回転数に追い付けるように、そして色々なこだわりを形にすべく、制作しています。

―― 「はじめの1クール」ということは、その後の展開予定も。

―― 池谷
世界にまつわる謎や思惑が大きなストーリーの中で展開し、また非常にたくさんのキャラクターが出てくる作品を目指しています。これらをきっちりと描いていくには、やはり2クールの長さが必要です。
今回、各部門におけるスタッフ皆さんがそれぞれこだわって作ってくださり、制作自体にとても手間と時間をかけていることもあって、2クール連続で放映するのが難しい作業となっており…。絵やCGの部分でもしっかりしたものをお届けしたいということから、今回は1クールの放映の後に3ヶ月、間を空けさせていただいて、後半1クールを10月から放映することにさせていただきました。
3ヶ月空けさせていただくのは申し訳ないのですが、その分、完成していくフイルム自体や見てくれたの方々からの反響などに、作品の後半1クールが影響を受けていける制作スケジュールなので、そうした化学反応は逆にフイルムにとって面白い作用があるかもと思っております。

――では最後に、放映を楽しみに待っている視聴者の方にメッセージをお願いします。

―― 丸山
作品のテーマに関しては、見てくださった方それぞれにとらえ方があると思いますが、個人的に大事にしたいのは「様々な人間が描かれるといいな」という点です。
今作は、群像劇的な部分があるので、それぞれまったく違う生い立ちや、考え方のキャラクターたちが数多く登場し、物語も「学生」と「軍人」という対極にいる人たちの遭遇から始まります。同じ事件が起きても、感じることや行動に違いが出てきたり、そういう登場人物ごとの人間性の違いみたいなのが、たくさん出てくるといいなと。
なので、観てくださる方も「このキャラは好きかも」とか「この人物はあまり気にいらない」とか(笑)、わいわい言いながら楽しんで観てもらえたらうれしいです。深夜放送なのでほんとすみませんが、できればリアルタイム視聴をオススメしたいです。

―― 池谷
「ロボットアニメを作りたい」と思っていたスタッフが集まって作っている作品なんですが、とにかく今、考えているのは、毎週、楽しみに見ていただけるものを、どうやってお届けできるだろうか、ということが一番です。
「次はいったいどんな話になるんだろう」と、単純に胸がワクワクする。そんなアニメーションに出来たらいいな、と。

アニメが好きだったり、メカが好きで見てくれる方々やスタッフ含めてみんなが、毎週遊べる砂場みたいなものになれたら幸いですね。メカ、キャラ共に松尾監督のこだわりの演出も見どころだと思います。  

『革命機ヴァルヴレイヴ』
http://www.valvrave.com/

[放送情報]
MBS 4月11日より 毎週(木)25時35分~
TBS 4月12日より 毎週(金)25時55分~
CBC 4月12日より 毎週(金)26時35分~
RKB 4月13日より 毎週(土)27時00分~
HBC 4月13日より 毎週(土)26時18分~
BS-TBS  4月13日より 毎週(土)24時00分~

《animeanime》

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