富士通テンなど、eCall緊急通報システム対応の試験用プラットフォームを構築 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

富士通テンなど、eCall緊急通報システム対応の試験用プラットフォームを構築

ブロードバンド テクノロジー
サービスの流れ
  • サービスの流れ
  • 3社の役割
  • テレマティクスユニット(富士通テン)
  • 操作機(富士通テン)
  • e-Call対応試験環境
横須賀テレコムリサーチパーク、富士通テン、ジェムアルトは、欧州方式の携帯電話網用電波GSMを発信できる試験環境を保有する横須賀リサーチパーク(YRP)において、国内初のeCall緊急通報システムに対応した試験用プラットフォームを構築した。

e-Callは、自動車事故が発生した際、迅速に援助活動することを目的とした欧州委員会のプロジェクト。事故発生時にエアバッグ・衝突センサー情報、発生位置などを、車載通信ユニットを通じて、センターへ自動的に連絡する仕組み。

新型車へのeCall緊急通報システム(ロシアではERA-GLONASS)の装備義務化は、欧州では欧州委員会(EC)が2015年からの導入を勧告し、ロシアでは2014年からの導入が発表されている。通信方式は欧州における携帯電話用無線方式であるGSMを採用。制度施行に向けて、今年から欧州諸国を対象に、実地検証プロジェクト(HeERO)が積極的に展開されている。

緊急通報システムへの対応は、通信機の全車標準搭載というテレマティクスサービス導入の好機となる。今回YRPで構築された試験用プラットフォームは、国内の試験環境整備と欧州動向の情報ハブとしての役割を果たすことが目的。自動車産業界の欧州・ロシア展開の促進、欧州・ロシアでのテレマティクスサービスの発展に、競争力と協調力の両面で寄与することを目指す。
《纐纈敏也@DAYS@レスポンス》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top