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「009 RE:CYBORG」 神山健治監督、石巻で石ノ森章太郎に完成報告

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10月27日に全国公開となるフルCGの3D(立体視)アニメ映画『009 RE:CYBORG』が遂に完成した。マンガの巨匠・石ノ森章太郎さんの名作を、神山健治監督の指揮のもとプロダクション I.G、サンジゲンがセルタッチのフルCGアニメ映像とし、米国のスカイウォーカー・サウンドで音響をつけるなど期待の大作である。
完成した本編は10月13日に、宮城県・石巻市のワーナー・マイカル・シネマズ新石巻にて3Dワールドプレミアにて早速、披露された。また、同日に神山健治監督と本作の石井朋彦プロデューサーが、石巻の石ノ森萬画館を訪れた。

石巻市の石ノ森萬画館は、原作者・石ノ森章太郎さんの業績を記念して設立されたものだ。監督は、映画の完成を報告するべく、この地を赴いた。
石ノ森萬画館は2011年3月の東日本大震災の影響で長らく閉館していたが、先日、再オープンしたばかりだ。代表作の映画化はそれに華を添えるうれしい報告になったに違いない。

今回の3Dワールドプレミアの場所に石巻市が選ばれたのも、神山健治監督の強い意向だ。海外の映画祭などではなく、敢えてワールドプレミアを石巻で実施することで、震災復興を応援する気持ちが表わしたものである。
神山監督は、今回の石巻訪問について「1年4ヶ月前に萬画館を訪れて以来、誰よりも早く石巻市の皆様に完成した作品を観てもらいたいと思っていました。今回、こうして無事に石ノ森章太郎先生にも完成の報告が出来て良かったです。早く石巻市の市民の皆様に観て頂いて、少しでも皆さんのお役に立てたら嬉しいです。」とコメントしている。

ワールドプレミアではレッドカーペットに、神山監督と石井プロデューサー、さらにテレビ版のテーマソングを歌う成田賢さんが姿を見せた。これを地元石巻の人々が、大きな歓声と共に迎えた。
会場となったワーナー・マイカル・シネマズ新石巻は、主人公の島村ジョーをはじめとした映画のキャラクターが埋め、さらにサイボーグのテーマカラーである赤と黄色で会場を演出した。
神山監督は「この作品を世界のどこよりも先に石巻で見せたかった。それを今日、実現出来た事が嬉しい。是非、楽しんで帰って欲しい。」とその思いを挨拶で語った。
そこに映画のキャラクターと同じスーツ姿の子供たちが登場、監督に花束が贈呈した。神山監督からは笑顔がこぼれた。最後に成田賢さんが、テーマソング「誰がために」を披露し、ワールドプレミアが幕を閉じた。

『009 RE:CYBORG』
10月27日(土) 2D/3D全国公開
http://009.ph9.jp/
《animeanime》
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