企業の新卒内定状況と次年度の採用状況 マイナビ調査 | RBB TODAY

企業の新卒内定状況と次年度の採用状況 マイナビ調査

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採用充足率
  • 採用充足率
  • 採用充足率(全体-新卒全般)の年次推移
 マイナビは10月2日、企業の新卒内定状況と次年度の採用状況に関する調査結果を発表した。2013年卒の採用活動の印象は「厳しかった」が82.1%、2014年卒の採用活動の見通しは「厳しい」が44.6%となった。2014年卒の採用スケジュールについては全般的に前倒しの傾向が見える。

 同調査は、2012年8月1日~8月31日に国内企業7,950社を対象にアンケートを送付し、1,969社から回答を得た。有効回答率は24.8%。

 内定者数を募集人数で割った採用充足率は新卒全般で83.8%(前年比1.9ポイント減)。上場企業では90.3%と非上場の78.6%に比べ高い数字が出た。特に、上場企業の理系院生採用は108.6%と高い。

 内定者に対し「質・量とも満足」している割合は、39.2%(前年比0.9ポイント減)と小幅の減少にとどまり、上場企業や製造業では増加に転じた。上場企業では前年大きく減少した理系総合においても50.7%(前年比4.2ポイント増)となり、特に理系院生では59.3%と前年比16.9%の大幅増となった。一方、「質・量とも不満」は全体で13.9%(前年比2.0ポイント増)となった。上場以外で軒並み増加し(各前年比、非上場:2.7ポイント増、製造:2.5ポイント増、非製造:1.8ポイント増)、満足した企業と不満が残る企業の二極化が進む結果となった。

 採用活動の印象は、全体では「前年より厳しかった」+「前年並みに厳しかった」が82.1%(前年比1.2ポイント増)だったが、上場企業では「前年より厳しかった」が33.7%(前年比4.3ポイント減)、「前年より楽だった」が9.6%(前年比3.9ポイント増)。一方非上場では「前年より厳しかった」が36.9%(前年比3.6ポイント増)となり、上場と非上場で採用活動に対する印象の差が広がる形となった。

 採用活動が厳しかったと回答した理由でもっとも多かったのは昨年同様「学生の質の低下」の48.9%だったが、「母集団の確保」が44.4%(前年比7.1ポイント増)と回答を伸ばし、特に非製造業では47.4%(前年比7.6ポイント増)にまで達して大きな課題となっている。「セミナー動員」も31.1%(前年比6.5ポイント増)となった。また「倫理憲章に伴うスケジュールへの対応」は21.3%(前年比18.1ポイント増)と大幅に増加した。「母集団の確保」や「セミナー動員」における苦戦も、倫理憲章の影響によるスケジュール変更で、採用活動開始が遅れたことが原因の一つだと考えられる。

 2014年卒の採用活動の見通しは「非常に厳しくなる」+「厳しくなる」が44.6%(前年比15.4ポイント減)となった。ただし「非常に楽になる」+「楽になる」は1.1%に留まっており、今年度より厳しい採用戦線を想定している企業の方が多いと言える。

 2014年卒の採用数は「今年度並み」が77.0%(前年比4.0ポイント減)となったが、「大幅に増やす」+「多少増やす」が11.1%、「大幅に減らす」+「多少減らす」が11.8%で、全体として今年度と同程度の採用数となりそうだ。

 2014年卒の採用スケジュールについては全般的に前倒しの傾向が見え、特に会社説明会開催開始月では、ピークの2月(32.5%)に先立つ12月(実績14.0%→予定17.0%)、1月(実績15.8%→予定20.2%)の開始を予定している企業の割合が高くなっていることが注目される。

2013年卒の採用活動「厳しい」82%、次年度採用スケジュールは前倒し傾向に

《工藤 めぐみ》

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