【インタビュー】ウィザースプーンが白黒決着……『ブラック&ホワイト』ブルーレイ | RBB TODAY
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【インタビュー】ウィザースプーンが白黒決着……『ブラック&ホワイト』ブルーレイ

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リース・ウィザースプーン 『ブラック&ホワイト』 (C) 2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
  • リース・ウィザースプーン 『ブラック&ホワイト』 (C) 2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
  • 『ブラック&ホワイト』 (C) 2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
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  • DVD/ブルーレイ『ブラック&ホワイト』 (C) 2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
 リース・ウィザースプーンが出演したアクション・エンターテイメント映画『ブラック&ホワイト』が14日にブルーレイでリリースされるが、それに先駆けインタビューが届いた。

 作品では2人のCIAエージェントに同時に求愛される女性を演じる。インタビューでは、役柄や作品の舞台裏は勿論のこと、出産間近で仕事もプライベートも順風満帆な彼女の意外な恋愛観や人生観までも語った。

  ………………

--- アクション・スターとしてのリース・ウィザースプーンというのも言われてみればなるほど、という感じですね。こういった映画であなたを観られて嬉しかったです。最後のカーチェイスのシーンでは実際に車を運転していたのですか?

リース・ウィザースプーン「ありがとう(笑)。最近の傾向として、スタントも自分でこなす仕事が多くなってるのよね。『恋人たちのパレード』でもスタントは全部自分でこなしたのよ。今年はスタントづくしの1年だったの。ただ、ちょっとケガをしやすいから今は休憩中。でも最高だったわ」

「(監督の)マックGはいつも楽しくて面白い人だから、この映画で彼と仕事ができてすごく楽しかった。彼は俳優達の提案やアドリブにもすごくオープンだから、そういう意味でもとても楽しかったしね」

「それから、チェルシー・ハンドラーとわたしが演じたキャラクターの関係性がすごく面白いと思ったわ。2人はすごくいい友達なのよ。お互いの男関係を検証するっていうアイデアもすごく好きだったし、この2人の女性はお互いに面倒を見て支え合いつつ、アドバイスし合うっていう。自分達の身を自分達で守ってるのよね。それはある意味この映画独特のものだと思うわ」

--- 『ブラック&ホワイト』の面白さは、あなたが恋の対象として2人の男性の真ん中に挟まれている様子が見られるところです。

ウィザースプーン「女性にとって、2人の男性が自分をめぐって争うなんて最高の夢物語よね。もうそれ以外に言い様がないでしょ。とにかく、わたしは、女性が人生におけるいろんな局面で主導権を握って選択できるというのは、女性にとっては比較的新しい考え方だと思うの」

「わたし達は男女同権運動から生まれてきた子どもで、いろんな分野で選択の自由があることの恩恵を受けているのよ。だから一人で赤ちゃんを育てたり、輝かしいキャリアを築いたり、会社やスタジオを経営するといったことも全部そうだし、パートナーとして誰を選ぶかということに関しても、女性の選択肢っていうのは今変わってきていると思う」

--- それでもまだ、一体どうしたらデートや恋愛がうまくいくのかという、解けない謎が残っています。なぜこのテーマは観客を惹き付けて止まないのでしょうか?

ウィザースプーン「それは人間が愛に対して無限の希望を持っているからで、素晴らしいことだと思うわ。それって人間の魂の一部なのよ。それがあるからこそ朝起きられる。だからこそ頑張れる。あなたの人生に何か素晴らしいことが起きるという可能性がいつだってある。わたしは、愛することは絶対に無駄にならないといつも信じてるのよ。人生におけるどんな恋愛でも友情でも、そこには何かしら理由があって、魂としてのあなたという存在を形成するのよ。それがあなたの一部になるんだと思う。わたし達には希望があるのよ。この映画にも実際そういう希望が満ちていると思うわ」

--- しかしこの混乱した保守主義の時代にあって、本作は挑発的な道徳問題を含んでいますよね。“同点決勝の場合はセックスで決める”というのは、2人の男から1人を選ぶ上で本当にいい方法なんですかね?

ウィザースプーン「アハハ、彼女がネット恋愛を始めたのは失恋がきっかけだったのよね。元カレにひどい裏切り方をされてめちゃくちゃ傷ついたんだけど、それってこの青い地球上に住んでいる人なら誰でも共感できるものなんだってことがわかったの。そのせいで彼女はいかなる人間関係に対してもかなりおぼつかない感じになってるわけ。また傷つくかもしれないという恐怖で家から出ることができないのよ。彼女にとってそれはかなり勇気の要ることなんだと思う」

「わたし達にとっては、彼女がこの男達と寝るか寝ないか、どっちにしたらいいのかを決めるのがすごく難しかったわ。ネット上で出会うとか、完全に未知の世界だもの。わたしは22歳の時に最初の結婚をして、今また結婚してるでしょ。だからデートとか付き合うとかあまり詳しくなくて、シングルの友達に話を訊いたりしたんだけどね。この映画のスタッフ達とも話して、新しい恋をする上でどこまで行くとやりすぎなのかっていう部分で、最終的にはいいバランスを見つけられたと思う」

「しかも彼女が二股をかけることによって苦しむ様子も描かれるから、それも見どころだしね。彼女は2人のどっちにも夢中だから彼らと寝るべきかどうか迷ったりと、とにかく色々あるのよ」

--- あなたはローレンのようにきちんと決断できる女性ですか?

ウィザースプーン「このキャラクターを作り上げる上で色々と興味深い特徴を取り入れたんだけど、そのなかのひとつに、彼女は常に正しい決断をする女性だっていうことがあるの。彼女は消費者向けに商品テストをするといった感じの仕事をしていて、常に商品や物事を評価している。そういう世界一決断力のある女性が、いざ恋の決断をするとなったらまったく自信が持てなくなるっていうのはコメディとしてすごく面白くなるだろうと思ったの。わたしはいざとなったらかなり決断力があるわよ。じっくり考えられる時間があるんだったら、いつまででも考えてるけど、誰かに決めろと言われたら即決できるわ」

--- 今作であなたがクリス・パインとトム・ハーディと楽しんだようなデートをぜひ一度経験してみたいものです。これまでに思い出深いデートをしたことがありますか?

ウィザースプーン「わたしはこれまでにも最高のデートをしたことがあるわよ。本当にラッキーなことにね。ある人がわたしのために宝探しを企画してくれて、素晴らしい誕生日を過ごしたことがあるの。街中を探し回ったんだけど、本当に特別な日になったわ」

--- 『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』でアカデミー賞を獲得してキャリアの頂点に到達した今、何を選択していくかという点を以前よりも重視するようになりましたか? 他に今後やってみたいジャンルはありますか?

ウィザースプーン「偉大なキャリアを築きたいとか、そういう気持ちから選ぶことはあまりないと思う。単純に、わたしが繋がれるものっていうことね。今は自分の人生に照らし合わせて考えることが多くなってるのよ。自分の生まれだったり、育った文化や伝統といったものに繋がりを感じてるの」

「だから、もっと南部の視点からストーリーを語っていこうと思う瞬間がすぐそこまで来てる感じね。南部一帯には、あまりに多くの悲しみとあまりに多くの喜びがあるから。『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』は大好きよ。すごく感動的な映画だと思ったし、あの映画の舞台となった地域はわたしの出身地でもあるから、胸に響くものがあった。ああいう映画をもっとやってみたいわ」

--- ハリウッドにおいてはどう認知されるかがすべてですよね、特にスターがある一定レベルの成功に達した時はそうです。これまでのキャリアを台無しにするかもしれないリスクを冒したら、その分だけ興行成績の面で報われるかどうか、といったことは気にしますか?

ウィザースプーン「メディアがあまりに興行成績のことを取り上げるから、気にしないのも難しいわね。でも本当に大事なのはその映画がいいかどうかだと思うの。最高の映画を観たい人たちにとっては、定員が何人の映画館で観ようと関係ないでしょ。DVDで観ようと映画館で観ようと、映画には長い長い寿命がある」

「映画に出演するようになって世界中を旅してみて気づいたんだけど、映画って本当に人びとの心を動かすのよ。わたしにとっては、尊厳を持ってストーリーを語ることがとても大切なの。わたしはこの仕事が大好きで、映画を作ってる時は最高の時間を過ごしてる。キャラクターを生み出したり、実在する人たちを演じてその人たちの思い出を称えることもできる。本当に光栄なことだし、喜びなのよ」

--- 期待を裏切るような役を演じることの魅力は、その役を演じることによってその役者の意外な一面が見られることです。あなたについて世間が最も誤解しているのはどんな点だと思いますか?

ウィザースプーン「わたしがどんな人間なのか、どんな能力を持っているかを、自分は知っていると思い込んでる人がたまにいるのよね。わたしはこれまで本当にラッキーだったのよ。コメディを作ってくることもできたし、ドラマを作ってくることもできた。わたしは本当に、すごく恵まれた場所にいる。映画を作る時は毎回、新しい友達を作ったり新しい経験をするチャンスだと捉えているわ。これまでわたしは、ひとつのジャンルだけに閉じ込められることはなかったから、それはよかったと思ってる」

--- 今やアクション映画のヒロインもレパートリー入りしたわけですが、成功したキャリアを築くことと家庭生活を大切にすること、どちらがより大きなチャレンジですか?

ウィザースプーン「わたしの子ども達はある意味もう慣れてるけど、でもそうね、自分がもうひとりいたらいいと思うかどうかという質問には、『イエス!』と答えるわ。毎日のやらなきゃいけない用事を全部済ませられたらどんなにいいかと思うこともある。日々の隙間からこぼれ落ちてしまうようなあれこれ、学校の先生へのお礼のギフトを買っておけばよかったと思ったり、誰々への手紙を書けばよかったと思ったり、そういうことが実はずっと心のどこかでモヤモヤしてたりもする。でも、それはいい意味での葛藤だから、わたしは幸せなのよ。充実した人生を送って、子ども達が育って成長するのを見ていられるのは楽しいわ。素晴らしいことよ」

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 ブルーレイには劇場未公開版であるエクステンデッド・バージョンを特別収録し、3人の恋の行方の全貌が明らかになる。さらに劇場公開とは別バージョンのエンディング集も要チェックだ。ブルーレイは9月14日発売、4190円。DVDは10月12日発売、3490円。レンタルはブルーレイで、セルと同じ9月14日にリリースされる。

STORY……親友でCIAの強力コンビでもあるF. D. R(演:クリス・パイン)とタック(演:トム・ハーディ)は、それぞれ知り合った女性に夢中だ。しかし相手の女性はローレン(演:ウィザースプーン)という同一人物。ローレンは、2人が親友であることもCIAであることも知らず、どちらかを選べずにいた。タックとF. D. Rはそれぞれのチームを招集し、恋の戦争をおっぱじめる。
《RBB TODAY》
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