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角川グループ、電子書籍をすべてEPUB3.0化へ……電子書籍ビューワ開発に着手

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角川コンテンツゲート「BOOK☆WALKER」サイト
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 角川グループホールディングス(角川GHD)ならびに角川コンテンツゲートとACCESSは6日、角川グループの電子書籍プラットフォーム「BOOK☆WALKER」向けに、EPUB3.0準拠の電子書籍ビューワの開発に着手したことを発表した。

 この電子書籍ビューワは、ACCESSの「NetFront BookReader EPUB Edition」をベースに、独自の機能とサービスが追加されたものとなる。2012年8月を目処に、「BOOK☆WALKER」にて提供開始される予定。

 独自機能の例としては、角川グループの強みであるライトノベル作品で、イラストがより大画面で楽しめる機能や、デバイス間の共有しおり機能等が予定されている。また「BOOK☆WALKER」を利用するためには、これまでスマートフォンやタブレット端末へ専用アプリをインストールする必要があったが、EPUB3.0の対応にあわせて、PCブラウザでの閲覧も可能となる。

 併せて、ACCESSの技術支援を受け、角川GHD傘下各社と合同で、角川グループ標準のEPUB3.0作成規程を制定し、現在グループ各社が保有する約5,000タイトルの電子書籍すべてのEPUB3.0対応を推進する。角川グループでは、「BOOK☆WALKER」のみならず、提携電子書籍ストアに対してもEPUB3.0の電子書籍データ提供を行っていく予定。

 「EPUB」は、HTML5やCSS3などのWeb標準技術をベースにした、グローバル標準の電子書籍のファイルフォーマット。「EPUB 3.0」は日本語にも対応しており、今後日本でも普及することが予想されている。対応するプラットフォームとしては、iPhoneのiBooks、ソニー・リーダーなど。
《冨岡晶》
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