「思い残すことはない」……ドコモ山田社長、囲み取材一問一答 | RBB TODAY

「思い残すことはない」……ドコモ山田社長、囲み取材一問一答

エンタープライズ モバイルBIZ

囲み取材に応じた山田社長
  • 囲み取材に応じた山田社長
  • ゲストの堀北真希さん、渡辺謙さんとのフォトセッション
 16日、NTTドコモの山田隆持社長は、2012年夏モデル19機種および新サービスの発表会に出席。先日発表された役員人事で、山田社長は相談役になることが決定、社長として最後となった発表会後、山田社長が囲み取材に応じた。

山田社長と記者との主なやりとりは以下の通り。

----携帯業界は春商戦が一番売れる時期ですが、夏商戦にこれだけのスマートフォンを用意した理由は?

「私どもは、スマートフォンにシフトしたということを皆さんに見て頂きたい。ベストフィットするスマートフォンが作れるのか、大きさや使い勝手も違う、ラインアップは一番お客さんに訴えたいところ」

----角川との提携は、ライトノベルといった関連商品にも広がるのか?

「検討段階ではあるが、今のところはアニメが主流。なぜ、ジョイントベンチャーにしたのかは、ドコモと角川の本音はグローバルにも展開したい。グローバルに日本の漫画をもっていこうとすると、ジョイントベンチャーのほうがいいよねというところで、私どもはグローバルのキャリアにネットワークもありますし、角川さんはマンガやアニメをたくさんもっている。」

----シニアにスマートフォンの需要はあるのか?

「シニアを60歳以上と定義するとかなりお客さんはあると思います。ドコモショップにいくとシニアの方もスマートフォンコーナーに行くんですが、“ちょっと使い勝手が悪いよね”と言ってiモードを買っていくんです。皆さん興味は持っている。しかし、使い勝手が難しいのと料金が高いみたいだよねと、その二つをなんとしても克服したいということで、今回やらして頂きました。シニアはあると思います」

----フィーチャーフォンは今回ゼロだが、このまま自然消滅する?

「今回はゼロでしたが、冬モデルにはいくつか出したいと思います。フィーチャーフォンは開発期間を一年くらいにしていきたい」

----月々サポートの増額の手応えは?

「今回のスマートフォンも実質価格が一万円から一万五千円で買って頂けると、今までのものも安くなるので、かなり手応えがある。当然、お客さんに浸透するのにタイムラグがある。4月はそんなに一気ではなかったが、5月はポートアウトが減ってきた、ポートインもそのまま確保できていて、4月と5月を比べるとMNPが25%減になっています。きちんとした効果が出ている。」

----上限3GBのパケット定額も準備しているかと思うが、これにより値段に対するアレルギーは減る?

「それも一つの方策、いろいろ競争関係をやっていく」

----クアルコムのチップが全世界で取り合いになっているが、長期化すると年末商戦に向け端末が用意できないのでは?

「クロッシィ対応のチップですよね。品不足であることは事実。現時点では、我々の売れ筋の予測が当たれば間違いはないと思っている。冬にかけてもクアルコムにお願いしている。クロッシィ対応のチップを焼くところの効率が少し悪いとのことで、改良されると思う」

----サクラチップの代替性は?

「いろいろやってはいたがサクラチップはああいう状況なので、これからはクアルコムですね」

----アニメストアの海外配信の展開ですが、具体的な地域は決まっている?

「まだそれはありません。合弁会社を作ってどこにやっていくのは考える、私どもはネットモバイルというドイツの会社がありましてアニメを入れて配信していきたい、あとボンジョルノを発表しましたが、そういったところを通じてやっていきたい」

----KDDIは、実人口カバー率96%と発表したが、ドコモも対抗する?

「実人口カバー率というのはよくわからない。ドコモの投資額は、いままで12年度末まで3000億位で人口カバー率は70%ぐらいなんです。auさんは1.5GHzの開設計画の時、12年度末までに5000億を投資して人口カバー率96%と言われたのです。そうなんですが、今、(auの)投資額1000億くらいで96%にいくのかはわからない。解ったら教えて欲しい」

----KDDIが、固定網とモバイルのセット販売で競争力をつけていて、家庭内でのオフロードに成功しているというが?

「ドコモも、お客さんが要望されたら無線のWi-Fi装置を差し上げている、家庭内はそういうことになる。もう一つ、公衆無線LANについては、クロッシィ対応の端末で公衆無線LANの拡大をしていきたいと思っている」

----NTT法でNTT東西と一体営業ができないかと思うが、総務省に対してはたらきかけることはないか?

「共同営業のところですよね。固定とモバイルを契約して頂けると値引きをするというのは難しい。一方、無線LANは、Wi-Fi装置を置くのは自由、そういった部分でやっていく」

----らくらくスマートフォンはどれ位のボリュームになる?

「第一段階の目標は、2012年度に50万台くらい。らくらくフォンのユーザーが900万位なのでそのうちの5%強ぐらい、それ以上売れたらいい」

----フィーチャーフォンからスマートフォンに移行させる経営的な意味は?

「お客さんからすると、スマートフォンだとたくさんのことができますということがあります。収入的にどうかというと、らくらくスマートフォンって2980円ですが、らくらくフォンユーザーのパケット料金は1000円ちょっとなのです。やはり、スマートフォンに変えて頂けると通信料が上がるということもあります」

----フィーチャーフォンユーザーからすると、スマートフォンをごり押しされている感じがするが?

「フィーチャーフォンでいいよという方にも不自由をかけないラインアップを揃えていく。そのかわり、間隔は1年ほどになっていく」

----NOTTVのこれまでの契約者数と、現状の評価は?

「今、契約者数は3万5000位、端末が2機種だったということで、今回5機種で一気にいく、今年度100万契約を目指す」

----現状3万5000件だと、道のりが長いと思われるが?

「ビデオストアも5ヵ月で100万件にいった。NOTTVは400円ですから番組が楽しければいけると思う」

----ビデオストアとアニメストアも魅力的で、NOTTVに対してマイナスに働くことにならないか?

「動画をみるということであればゼロではないが、ストレージ型と比べ、NOTTVはリアルでいろいろするタイプ、見ながら誰かとなにかをするというところに使い勝手をいろいろ開発していく」

----(社長として)最後の発表会は、どうだった?

「思い残すことはないんです、いろいろやらさせて頂きました。お客様満足度向上ってやりましたよね、現場に行ってドコモショップの人すべてが重要なことは“お客様満足度向上”って言ってくれました、これは嬉しかった。それから、スマートフォンが882万台売れた、私は850万と言っていろいろ言われましたが…。あと、ネットワークのインテリジェント化が出来たわけですよ、特にしゃべってコンシェルは簡単に使えて非常にいいサービス、非常に嬉しく思っています」

----理想のサービスは“アラジンの魔法のランプ”と言っていたが、今の「しゃべってコンシェル」の評価は?

「今で言うと、(富士山の)5合目くらいですね。まだまだがんばっていきます」
《編集部》

関連ニュース

特集

page top