日本のアニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』の韓国公開をきっかけに、旭日旗のデザインを使用した商品が韓国内のオンラインショッピングモールで販売され、物議を醸している。
9月16日、誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授が自身のフェイスブックを通じて、「ネットユーザーからの通報で確認した」と明らかにした。
ソ・ギョンドク教授は「以前の『無限列車編』の際には、主人公の旭日旗風のイヤリングが大きな論争となったが、今回はキーホルダーやイヤリングなど多様な商品が堂々と販売されている」と指摘した。
続けて、「たとえ海外直輸入のプラットフォームであっても、検証なしに旭日旗文様の商品を販売するのは明らかに誤りであり、日本側による旭日旗使用を正当化する口実を与えることになる」と警告。その上で「私たち自身がまず注意しなければならない」と付け加えた。

過去にも、韓国企業が大手オンラインショッピングモールの広告に旭日旗文様を使用し、激しい批判を浴びた事例がある。
ソ・ギョンドク教授は「企業が利益を追求するのは当然だが、販売対象国の歴史や国民感情を理解することは基本だ」とし、韓国大手オンラインショッピングモールに迅速な是正を求めた。

なお、主人公・炭治郎が身につける耳飾りには旭日旗の意匠が描かれており、韓国版では今回の映画を含めて、そのデザインが変更されている。
論争とは別に、韓国で8月22日に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』は好評を博しており、観客動員数は449万人に達した。
■【写真】『鬼滅』のキャラに!AV女優にデビュー勧められた韓国アイドルがコスプレ