スマートフォンの可能性を広げるアプリが集結・・・東京スマートフォンAPPアワード授賞式 | RBB TODAY
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スマートフォンの可能性を広げるアプリが集結・・・東京スマートフォンAPPアワード授賞式

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一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラムは、第一回となる「東京スマートフォンAPPアワード」の表彰式を有楽町のニッポン放送イマジンスタジオにて開催しました。

スマートフォンの急速な普及が進む中、その可能性を広げるようなアプリの表彰やクリエイターの支援を目的としたものです。

「東京スマートフォンAPPアワード」では9つの企業や団体からテーマが出され、それに基づいたスマートフォンアプリが公募されました。応募点数は全94作品。その中から、最優秀賞・優秀賞(2点)・テーマ出展企業賞(計9点)・Android賞・HTML5賞が決定されました。最優秀賞の賞金は200万円。会場は最後までドキドキに包まれました。

■スマートフォンの幅を広げる多様なテーマ出展企業賞作品

テーマ出展企業(団体)はイオン銀行、ANA、サントリー、資生堂、WWFジャパン、東京スカイツリー、日産自動車、日清食品、ファミリーマートの9社。各社が製品やサービスにちなんだアプリのお題を提示しました。例えばANAは「飛行機や空をテーマに、お子様や親子で楽しめるアプリ」、スカイツリーは「開業をより多くの方にお祝い、楽しみ、訪れてもらうアプリ」、日清食品は「カップ麺ができるまでの待ち時間を楽しむアプリ」といったような形です。

受賞作品で目立ったのはスマートフォンのユーザー層や利用法を広げるようなアプリです。イオン銀行賞の『WAONおトクウィジット』(神庭幸枝氏)はイオンの店舗を訪れる主婦をターゲットにお得な情報を配信するもの。ANA賞の『そらのあるばむ』(エキサイト株式会社)は飛行機を待つ子供も楽しめるゲームです。日産自動車賞の『SOUND DRIVE~ドライブにエキゾースト音楽を~』(おもプリ部)は自動車の運転時に、まるでスーパーカーを運転するような音を鳴らすというアプリです。

また、プロもアマチュアも区別なく開発ができるようになったという状況を反映して、個人の受賞者も目立ちました。サントリー賞の『オールフリーアルバム』(今地一輝氏)はノンアルコールビール「オールフリー」のCMなどでお馴染みの"の"のマークをAR的に写真に被せてくれるという面白アプリ(ちなみに製品のテーマである"これでいいのだ"の"の"だそうです)。資生堂賞の『Bar』(米倉宏治氏)はFogBarをテーマにしたパズルアクション。デザイン性にも優れたHTML5アプリです。東京スカイツリー賞の『スカイツリーコンパス』(唐鎌千里氏)はスカイツリーの方向を指し示してくれるGPSを利用したものです。

プロも負けてはいません。NPOのWWEジャパン賞には『ONE PLANET CAMERA』(株式会社インデックス)が。こちらは撮った写真をまるで惑星のように加工してくれるというもの。ファミリーマート賞の『ARファミマおみくじ』(株式会社あゆた)はファミリーマートに来店したくなるようなアプリです。最後に日清食品賞の『カップヌードルスケルトンAR』(渡嘉敷守氏)はカップヌードルが出来上がる様子をARで覗き見できるというもの。ちなみに同氏は会社を経営しているものの、「カップヌードル」への思い入れが強すぎて個人名で応募したとか。



アワードでは日本アンドロイドの会とhtml5.orgも後援。AndroidとHTML5を活かした2点の作品も表彰されました。Android賞は『SkyWalker』(株式会社電算システム・Android研修生)という、東京スカイツリーから紙飛行機を飛ばすという体験ができるアプリが受賞。この作品は岐阜県が実施している"Android技術者を100人育てよう"というプロジェクトの参加者が、電算システムで研修を行い、そこで誕生した成果だということです。実際には不可能な、でもちょっとやってみたいと思うような体験ができるという点や、GPSや地図などとの連携が上手く活用されている技術力が評価されたようです。HTML5賞はサントリー賞も受賞した『Bar』(米倉宏治氏)が再び受賞しています。

優秀賞は2作品です。『そらぺた』(雑魚雑魚)は親子で遊べるようなお絵かきアプリ。白衣姿で登場した雑魚雑魚の二人は、「常日頃から身近な人がちょっと笑えるようなアプリを作ろうと考えている」とコメント。「今日は参加賞でガード下で飲んで帰ろうと思ったが、もっといい所に行けそう」と笑いを誘っていました(優秀賞は賞金50万円)。また、もう1作品はWWFジャパン賞を獲得した株式会社インデックスの『ONE PLANET CAMERA』が受賞。

そして最優秀賞に輝いたのは『LIGHT UP TOKYO』(エキサイト株式会社)。これは東京スカイツリーをテーマに、自分だけのスカイツリーのライトアップを作れるというアプリ。同社の小島靖彦氏は「5人の社員が関わり、バンダイさんから出ている1/700の模型(なんと4万円)を購入したり、新入社員がクリスマスイブを返上して写真を撮影しにいったりしました」と非常に力の入ったアプリだったとコメント。「スカイツリーだけでなく、今の世の中を少しでも明るくしたいという思いでライトアップというテーマを選びました」と話していました。

審査委員長を務めた武蔵野学院大学 准教授でモバイル学会副会長を務める小暮祐一氏は「良い作品が非常に多い中でも、『LIGHT UP TOKYO』は総合力で突出したものがありました。作品自体のクオリティはもちろん、スマートフォンの幅を広げつつ、企業にとってマーケティング的な価値があるという点でも、第一回の最優秀賞に相応しい作品でした」とコメント。アプリ自体の出来だけでなく、今回のテーマへの回答としても優れたものであったと述べました。

モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)は1999年に誕生した、当初はi-mode等でモバイルコンテンツを提供する事業者によって結成された団体。フィーチャーフォンからスマートフォンに移行する中で、より積極的な情報発信の必要性を感じ今回のアワードに繋がったとのこと。小暮氏は「プロの皆さんだけでなくアマチュアの最前線で戦う開発者の表彰も行いたい」としていて、次回以降の開催も期待ができそうでした。また、MCF代表理事の小川善美氏(インデックス代表取締役社長)は「MCFに関わることで最先端の有意義な情報に触れられるというような有意義な団体として認知を広げていきたい」と意気込みを語っていました。
《土本学 / Mr.Cube@INSIDE》
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