【MWC 2012(Vol.32)】Nokiaが再びバルセロナに登場、Lumia普及機や4100万画素携帯など | RBB TODAY

【MWC 2012(Vol.32)】Nokiaが再びバルセロナに登場、Lumia普及機や4100万画素携帯など

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ノキアのプレスカンファレンス(MWC 2012)
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 スペイン・バルセロナで開催中のMobile World Congress(MWC) 2012で、Nokiaは自社ブースでプレスカンファレンスを開催し、Windows Phoneを主軸とする戦略転換から約1年で着実な成果を挙げていることをアピールした。端末の新製品としては普及価格帯のWindows Phone「Lumia 610」、4100万画素カメラを搭載したSymbian機の「PureView 808」などを発表した。

 Nokiaは2010年、2011年の2年間MWCへの出展を中断していたが、今回久々に会場内で「NOKIA」のロゴが復活。スマートフォン市場ではiPhoneとAndroidの勢いに押される格好となった同社だが、依然として出荷台数では世界最大の携帯電話メーカーであり、来場者の関心は極めて高い。

 2011年2月に米Microsoftとの戦略提携を発表してからちょうど1年。その後、同10月に初のWindows Phone「Lumia 800」および「Lumia 710」を発表し、今年1月には米国市場向けのハイエンドモデル「Lumia 900」を発表した。同社によるWindows Phoneの発売からはまだ4カ月だが、既に世界で15の携帯電話事業者によってLumiaシリーズが採用されているという。この日の会見で同社CEOのStephen Elop氏は「わずか1年」を繰り返し述べ、SymbianからWindowsへの方針転換を行ってから、この1年の間に目に見える違いが表れていると強調した。

 Windows Phoneに関しては、まずミドルクラスLumia 800・710を出し、それをハイエンドの900へ広げる形でラインナップを拡充したが、今回のMWCではさらにエントリークラスのLumia 610を投入。スマートフォンとしては比較的安い200ユーロ以下に価格を抑えるとしており、今年第2四半期中に中国市場などで販売を開始する予定。また、中国市場への対応という点では、GSMおよびW-CDMA方式に加え、China Telecomが運用するCDMA2000方式に対応したWindows Phoneの提供も予定しているという。

 また、同時に発表した「PureView 808」は、最大で7152×5368ピクセルという巨大な画像を撮影できるのが特徴のSymbian機。Nokiaの携帯電話端末ではカメラ機能にフォーカスした製品が少なくなく、同社らしい新製品ということができる。Windows Phone戦略を発表する前から開発を行っていたため今回はSymbianを採用しているが、この技術自体は他のプラットフォームでも活かしていきたいとしている。

 位置情報サービスへの注力も繰り返し強調された。Windows Phoneには標準でBingマップなどの機能が含まれているが、Nokiaでは「Nokia Maps」「Nokia Drive」「Nokia Transport」など追加の地図サービス、ナビゲーションサービスを用意している。中でも新しいNokia Transportは、世界500都市の公共交通機関に対応した乗り換え検索機能で、Windows Phoneのタイル状のUIを利用したリアルタイムの情報表示も可能など、Windows Phoneの特性を活かしたサービスとなっている。これらはマーケットプレイスからはダウンロードできないNokia製端末だけの機能で、他社のWindows Phoneに対する差別化要素として提供する。

 スマートフォン市場ではAppleやSamsungの勢いが急速に増しており、依然としてNokiaにとっては厳しい状況が続いているが、同社のWindows Phone自体の評価は高い。Elop氏は「今はまだ始まりに過ぎない」と述べ、2012年は革新のスピードをさらに早めていく方針であると説明した。
《日高彰》

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