【au 2012春モデル発表会】「モバイル系、固定系のARPUという考え方ではない」……記者団との質疑応答 | RBB TODAY
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【au 2012春モデル発表会】「モバイル系、固定系のARPUという考え方ではない」……記者団との質疑応答

IT・デジタル フォトレポート
記者団の質問に答える田中孝司社長(右)と高橋誠専務
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  • auスマートパス
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 16日に行われたKDDI auの春モデル発表会で、田中孝司社長・高橋誠専務と記者団との質疑のやりとりは次の通り。

----:アプリ取り放題の件について、auさんの端末にダウンロードしたものは他キャリアの端末では使えるのか。

高橋専務:他社さんの端末では利用できない。また、解約をされるとそのアプリは利用できなくなる。

田中社長:他社さんに使われたら何をしているか分からなくなる。

----:(auスマートパスについて)アプリ取り放題に関して、Android/Windows Phone/iOSといった3プラットフォームすべてで適用されるものなのか。また、au IDとGoogleアカウント、Apple IDとの関係性は。

高橋専務:プレゼンテーションの最後のほうでauスマートパスについてはスタートはAndroidからと申し上げた。我々としてはそれを他のOSやデバイスにも広げていきたいと考えており、そのような方向でいろんな方々と交渉していく。アカウントについてはau/Google/Appleでひも付けはやっていない。ただしau IDは基本的にオープンIDなので、ほかのプレイヤーの人たちと話し合ってユーザーに使いやすいものにしていきたい。

----:スマートバリューについて、フィーチャーフォンのデータ通信料金は安くならないのか。またタブレットはどのような扱いになるのか。

田中社長:スマートフォン限定というところでご理解いただきたい。これからはスマホにドンドンシフトしていく。本日発表した「INFOBAR(C01)」のように、見た目はフィーチャーフォンぽいが、じつはスマホのような端末も増えていく。タブレットについては、これから出していく予定なので、お楽しみにしていただければ。

----:固定網とモバイルとの融合について、固定網のサービスはBフレッツの競争力が高いが、FTTH/CATV固定網のシェアとして今後どれくらいとりたいのか。また、NTTは法規制があって固定網とモバイルを一体にしたサービスが現状ではできないが、ドコモがNTT法の規制緩和を求めた場合の対応は。

田中社長:春までにエリアを7割弱にまで広げていく予定。FTTHに関してはKオプト(Kオプティコム)さんが入っている。また、中部にはCTC(中部テレコミュニケーション)さんといったケーブル事業者が入っている。全部で115オペレーターと提携しており、スマホはデータをどんどん生み出しており、ブロードバンドとセットでないと楽しめない世界になっている。NTTさんについては、いろんな規制があるので、われわれとしてコメントするのはいかがかと思う。

----:1月末までのiPhoneキャンペーンの扱いは。

田中社長:いったん終了となる。2月以降はauスマートバリューでかなり踏み込んだキャンペーンが始まるので楽しみにしていただければ。

----:スマートバリュー導入によるARPU(Average Revenue Per User:一人あたりの月間売上)へのインパクトはどのように想定しているか。

田中社長:今回発表したのは、スマートバリューで1480円引く。これをどのようにやっていくかというのは検討中。モバイル系、固定系のARPUという考え方ではない。FMC(Fixed Mobile Convergence:移動体網と固定網を一体化した通信サービス形態)のARPUとして見ていきたい。

----:家族でのセット利用率や固定の利用率の目標は

田中社長:営業観点の理由から公表は差し控えたい。

----:今回発表された端末のトピックを見たところ、UIをキャリアとして開発していく部分はなくなったのか。

田中社長:スピード重視で世界中から最新のものを日本に持ち込んだ。一方で、auらしさを訴求するためにデザインにこだわった部分もある。IIDAのUIが入ったINFOBARがそれ。この部分は大事にしていきたい。

----:今回の発表でフィーチャーフォンはなかったが。今後は?

田中社長:フィーチャーフォンは昨年秋に出した。今後も出す予定。今回たまたまないというだけ。

----:auスマートパスにおけるアプリ取り放題のビジネスモデルは?

高橋専務:ビジネスモデルとしてはレベニュー。単純にコンテンツを買って集めているだけではなくて、沢山使われたら(そのアプリ開発ベンダーの)収益が上がってくという仕組みを入れて、1回作ってほったらかしにならないようにお客様へお届けする。

----:auスマートパスをこのタイミングで打ち出す理由は。

田中社長:1年前からこのタイミングを想定して準備をしてきた。

----:スマートバリューで価格競争に陥る懸念はないか。

田中社長::当社としては単純な値下げではない。われわれのFMCにバリューを加えた。おいそれと同じモデルで新たな価格競争は生まれないのではないか。

----:トラフィック対策の一環と考えてもいいのか。

田中----::おっしゃるとおり。当社の観点ではオフロード。お客様の観点からすればサクサクブロードバンドが使えるというベネフィットが得られる。
《北島友和》
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