三洋、充電池「eneloop」(エネループ)の新モデル……5年の長期保存でもバッテリ残存70%に性能向上 | RBB TODAY
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三洋、充電池「eneloop」(エネループ)の新モデル……5年の長期保存でもバッテリ残存70%に性能向上

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新「エネループ」の単3形「HR-3UTGB」(上)/単4形「HR-4UTGB」(下)
  • 新「エネループ」の単3形「HR-3UTGB」(上)/単4形「HR-4UTGB」(下)
  • 新「エネループ」の4個入りパックのパッケージ
  • 水素吸蔵合金の新旧技術の比較図
  • より長くエネルギーを維持できるようになったイメージ
 三洋電機は、充電式ニッケル水素電池「eneloop(エネループ)」で新たに、5年後に約70%のエネルギーが残存する単3形「HR-3UTGB」/単4形「HR-4UTGB」を発表した。販売開始は11月14日。

 希望小売価格は、単3形の2個入りパック「HR-3UTGB-2」が1,260円。単4形の同「HR-4UTGB-2」が1,050円。単3・4形ともに4個入りパックと8個入りパックもラインアップする。

 「エネループ」は、充電して繰り返し使える充電池。「長期保管後もすぐ使える」とうたい、従来品の単3形「HR-3UTGA」はフル充電から1年後に約85%、3年後にも約75%のエネルギーを維持するとしていた。今回発表の新「エネループ」では、負極に使用している水素吸蔵合金の結晶格子構造を改良。新「エネループの」の単3形「HR-3UTGB」では1年後に約90%、3年後に約80%、5年後にも約70%のエネルギーを維持できるようなったという。

 水素吸蔵合金は、結晶格子のスペースに水素を吸収させるものだが、従来技術においては、結晶格子のサイズが小さく、水素の収まるスペースが狭いことから、不安定な水素が飛び出してしまい自然放電が発生していた。新技術では、結晶格子サイズを適正化することで水素の収まりを安定させ、自然放電を減少。エネルギー維持率を高めたことになる。

 また、電極材料の改良により、繰り返せる使用回数を従来品「HR-3UTGA(単3形)」「HR-4UTGA(単4形)」との比較で約20%向上。約1,800回繰り返し使用できるという。

 なお、今回は同時に新「エネループ」を同梱した充電器セットもリニューアルしている。
《加藤》
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