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【地震】東京一極集中は好ましくない……石原都知事

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「過度な東京の一極集中は、ちっとも好ましいと思わない」
22日に開催されて定例記者会見で、石原都知事は首都機能の分散について言及した。

 今回の震災にからみ、「一極集中していると被害がそれだけ大きくなり、復旧・復興にも時間がかかる。首都の機能移転を考えているか?」との質問に答えたもの。

 知事は、近日JR東海会長と会談することを明かしながら、リニアが完成して東京と大阪がドア・トゥ・ドアで1時間弱でつながれば画期的なことだと説明。リニアの停車駅を名古屋にしたり、あるいはいくつか駅を作って1日に数本停車するようにするなどの例を挙げながら、「首都の機能はいい形で分散されるのは好ましいと私は思う」と強調。また、証券市場を大阪に移すことも考えられるとした。

 さらに、機能分散のためには「大きな発想力、とんでもない発想力で考えていかなきゃならない」とし、国の役人には絶対任せられないと発言。「(現在の国には)発想力のある政治家がいるかというと、あまりいませんな。だんだん小粒になってきてしまって」と国を批判した。

 一方、地震と東京都の防災に関係し、東京大学地震研究所の平田教授にレクチャーを受けたことも明らかにした。「プレートの説明を長々と受けたが、体感はしないが10分に1度地震は起こっていると。それがさらに頻度を増してる。体感の地震がこれだけ頻繁に起こっているということは、非常にやっかいな状況が到来している。東京直下型地震の可能性が従来よりも高くなったと認識して備えをしたほうがいいということでした」など内容を説明。深刻な問題として定例議会で条例を変え、主要な地点にある建物のオーナーに耐震性をチェックしてもらう考えを明らかにした。
《RBB TODAY》
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