JCB、中国・大連への業務移管で日立「セキュアクライアントソリューション」採用 | RBB TODAY
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JCB、中国・大連への業務移管で日立「セキュアクライアントソリューション」採用

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新システムの概要
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 日立製作所は14日、同社の「セキュアクライアントソリューション」が、ジェーシービー(JCB)の業務オフショア化を実現するシンクライアントシステムとして採用され稼働したことを発表した。

 JCBでは、カード入会希望者から送られたカード入会申込書のデータ作成、システム登録・精査など、業務スタッフ100名規模のクレジットカード発行業務を中国・大連へ移管する計画で、この業務移管にあたり、顧客データ保護やセキュリティの観点から、日立のシンクライアントシステムを導入したとしている。具体的には、国内のデータセンターに設置された日立のブレードPC「FLORA bd500」を、中国・大連の業務スタッフが利用するシンクライアント端末からセキュアなネットワークを介して利用可能とするシステムとなる。ブレードPC「FLORA bd500」は42Uラック1台に最大320台と高集積にブレードPCを搭載でき、センターへの省スペースな設置が可能。

 システムの運用にあたっては、各スタッフ専用のブレードPCを保持する方式ではなく、管理サーバでPCのリソースを共有化・一元管理し、空きブレードPCを効率的に割当・活用できる「動的割当」の方式を採用している。また、顧客情報が保存されたブレードPCは国内のデータセンターで厳重に管理され、現地シンクライアント端末から情報漏えいが発生するリスクはないとしている。また、デスクトップ仮想化ソフトウェアを提供するCitrix社との連携および、シンクライアントシステム構築ノウハウにより、従来、国内かつ非シンクライアント環境でしか実現困難であった、数秒単位の厳格なレスポンス要件を求める業務についても、同等の業務効率を実現するとしている。
《冨岡晶》
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