NTT東西、パソコンを介さずにデータをやり取りする「N-TRANSFER」を発売 | RBB TODAY
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NTT東西、パソコンを介さずにデータをやり取りする「N-TRANSFER」を発売

IT・デジタル 周辺機器
NTT西日本 取締役サービスクリエーション部長の浅田安茂氏
  • NTT西日本 取締役サービスクリエーション部長の浅田安茂氏
  • N-TRANSFER(左は接続した状態、右は裏面)
  • 特徴的な2つの機能
  • 全体構想
  • 携帯電話で認証、確認作業を行っていく
  • PFUの機器でのデモ風景。スキャンしたデータは自動でクラウドにアップ
  • エプソンのプリンタでのデモ風景
 NTT東日本とNTT西日本は27日、都内でN-TRANSFERの販売について記者発表を行った。N-TRANSFERは、USBを利用する周辺機器を接続することで、パソコンを介さず簡単にクラウドサービスを利用できる製品。ルータのLANポートに接続して利用する。また、N-TRANSFERに接続したUSBメモリ同士でもデータのやり取りが可能だ。

 NTT西日本 取締役サービスクリエーション部長の浅田安茂氏は、インターネット利用の現状について「使える人はより便利に、使えない人はまったく使えないという利用者の2極化が進行している。ネットワークに容易に接続して活用するには意外と時間がかかる。ここにひとつのネット利用のボトルネックがある」と話し、パソコンスキルによらずに便利に簡単にクラウドサービスを提供するという開発コンセプトを強調した。

 同製品には大きく3つの利用形態がある。従来通り、ひとつのUSB機器をLAN上の複数のパソコンで共有する「USB-TRANSFER」、USB機器のデータをパソコンを介さずにクラウドサービスに簡単アップロードする「CLOUD-TRANSFER」、USBメモリを接続するだけで簡単にデータ受信を行う「DATAーTRANSFER」だ。DATAーTRANSFERは、N-TRANSFERに接続したUSB機器同士でデータのやり取りを行う。クラウドサービスはEVERNOTEが提供、対応する接続機器は現在のところエプソンとPFUの製品だけだが順次拡大していく。NTT東日本コンシューマ推進事業本部ブロードバンドサービス部情報機器開発担当部長の井上修吾氏は「N-TRANSFERには小さなメモリがささっている。このなかに対応機器のドライバーをダウンロードして機種を追加する形になる」と機種追加の方法について説明した。WiFiについては現在のところ対応していない。

 設定方法だが、利用者はまずN-TRANSFERの裏にあるQPコードを携帯電話で読み取る。読み取ることで「マイページ」が出来上がるが、このマイページでどのUSB機器とどのサービスとを使うのかというヒモ付けを行う。例えばUSBメモリを接続するだけで簡単にデータ受信を行う「DATAーTRANSFER」のケースをデモでチェックしてみよう(説明動画を別記事で掲載)。ルータに接続されたN-TRANSFERにデータの入ったUSBメモリを差し込むと、自分の携帯電話に「データを送る準備ができました。ユーザーを選択してください」という趣旨のメールが届き、表示されているURLに接続してユーザーの選択を行う。データを送る場合は相手に「送っていいかどうか」のパーミッションをとる形になる(相手にもメールが届く)。受け取る相手にはURLが携帯メールに届くのでアクセスすると、○○さんからデータが送られているが受信するかどうかの選択画面が表示されるといった具合だ。したがって「DATAーTRANSFER」の場合は、データをやりとりする人は当然2人ともN-TRANSFERを所有していることが条件となる。

 すでに報道済だが、利用には「フレッツ 光ネクスト」「Bフレッツ」「フレッツ・光プレミアム」のいずれかのサービス、および対応したプロバイダとの契約・料金が必要だ。NTT東日本は2010年10月中旬から、NTT西日本は2010年10月1日から販売を開始する。価格は7,000円(税込:7,350円)。
《RBB TODAY》
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