カメラが付いた新型iPod touchの体感レポート | RBB TODAY

カメラが付いた新型iPod touchの体感レポート

 アップル・ジャパンが近日発売を予定している新型iPod。直販サイトでは2日から販売予約を開始した。ひと足早く新型モデルを入手することができたので、実際に触れてみた印象を紹介したい。まずはiPod touchから。

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発売間近の新型iPod
  • 発売間近の新型iPod
  • iPod touchの同梱物
  • 鮮明になった「Retinaディスプレイ」。文字の表示もクリアだ
  • 新型iPod touchにはiOSの最新バージョン「iOS 4.1」を搭載
  • iPod touchの電源ボタンは前世代とは逆に(上が新型)
  • iPod touchの背面。容量は8GB/32GB/64GBの3モデル
  • 新型iPod touchの音量ボタン。+/-が分かれている
  • 前世代iPod touchの音量ボタン。こちらは一つなぎ
 アップル・ジャパンが近日発売を予定している新型iPod。ラインアップはiPod touchiPod nanoiPod shuffleの3機種で、直販サイトでは2日から販売予約を開始した。ひと足早く新型モデルを入手することができたので、実際に触れてみた印象を紹介したい。まずはiPod touchから。

■薄く速くなったiPod touch

 手に持った感じは「薄い」。前世代に比べて1.3mm薄くなり、7.2mmの奥行きとなった。ただし、カーブデザインは継承しているため、滑らかさは維持している。重さは前世代から14g軽い101g。

 OSには、「iOS」の最新バージョンとなる「iOS 4.1」を搭載予定。入手した実機にもこのバージョンがインストールされていた。あくまで個人的な感想だが、iOS 4と比較して飛躍的な体感速度の向上はない。iPhone 4と同じ独自チップ「A4」を搭載し、スペックアップを図ったのもポイント。こちらは体感ベースでも向上が感じられ、これまで以上にwebブラウジングもサクサク動くし、その途中でカメラを立ち上げてもスムーズな挙動である。

 ピクセル数を従来の4倍にし、大幅な解像度アップを図った「Retinaディスプレイ」。これまで同様の3.5型ながら960×640ピクセルの高解像度を実現した。画面の高精細ぶりはひと目見て明らかで、写真やYouTube、ゲームはもとより、webページの文字表示などでは従来との差がはっきりと分かる。新旧モデルを並べてみると、前世代モデルにおける文字表示が、まるでにじんでいるように見えてしまう。

■カメラの使い勝手は?

 今回、iPod touchの最も大きなトピックは背面と前面にカメラが搭載されたことだ。だがデジタルスチルカメラというよりは、むしろ背面カメラでのHD動画撮影を前面に押し出している。「さっと撮ってYouTubeにアップ」というスタイルに適しており、実際、撮影した動画はタップメニューからメール送信とYouTube送信を選ぶことができる。

 500万画素の静止画撮影が可能なiPhone 4では、iOS 4.1に搭載された自動画像補正の新機能「High Dynamic Range photos」(HDR photos)が適用されるが、iPod touchは非対応。静止画撮影も可能だが、スペック上での画素数は背面カメラで960×720ピクセル、前面カメラでVGA。あくまでメモ的にスナップを押さえる、といった程度の画質だ。

 カメラは、ホーム画面の「カメラ」アプリをタップするだけで起動。下部のバーに静止画/動画の切り替えスイッチが付いており、用途に応じて使い分けが可能だ。また、背面カメラと前面カメラの切り替えは、画面上部のカメラマークアイコンをタップして行なう。いずれもタッチして直感的に使えることから、とっさの場合に何かを撮影した場合にも便利といえる。

 精度はどうか。暗所に強い裏面照射型センサーを搭載するとはいえ、昨今のコンパクトデジタルカメラや携帯電話搭載カメラの高性能に慣れた日本人には、正直物足りない。純正のカメラアプリにはデジタルズームも手ブレ補正機能もなく、歩きながらのHD動画撮影は若干心もとない。このカメラをメインで利用する人がどれだけいるのかは分からないが、前世代iPod nanoのビデオカメラ同様、あくまでもサブ的に使う方がいいだろう。

■ビデオ通話の「FaceTime」が“電話ではない”iPod touchでも!

 しかし、これらのデュアルカメラが本領を発揮するのはビデオ通話機能「FaceTime」においてである。先方の顔がこちら側に大きく表示され、向こう側ではこちら側の顔が大きく表示される。自分の顔は画面内の小窓でモニターする。手のひらの中でビデオ通話を体験してみると、多少の画像のブレなどさほど気にならなくなる。

 改めて説明すると、iPhone 4から導入されたこの機能は、テレビCMでもアピールしているように、双方がWi-FI環境にあれば手軽に“顔を見ながら”通話が楽しめるというもの。これを“電話”ではないiPod touchで可能にした点は興味深い。

 仕組みはいたって簡単で、まずホーム画面の「FaceTime」メニューをタップ。アップルIDアカウントとメールアドレスを登録すれば準備完了だ。あとは新型iPod touchかiPhone 4を持っている知人・友人が同じく登録していれば、通話を開始できる。iPod touch同士の場合はメールアドレスをタップ、iPod touchからiPhone 4の場合は、メールアドレスまたは電話番号をタップする。

 顔を見ながらの通話には、もちろん前面カメラを用いる。マイクは背面カメラの脇に装備された。ただし、下部のバーには背面カメラの切り替えボタンがあり、チェンジが可能。例えばこれは、イベントなどの実況中継などに効果を発揮する(無論、Wi-Fi環境にあればの話だが)。

 実際に体感した印象は、ほんの少しのタイムラグが感じられるものの、映像のコマ落ちもなく、非常にスムーズ。相手の表情もよどみなく読み取ることができた。これでiPhone 4との差別化が、ますます狭まったといえよう。容量は8GB/32GB/64GBの3ラインアップで、直販価格は8GBが20,900円、32GBが27,800円、64GBが36,800円となっている。
《小口》

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