【ケーブルテレビショー2010(Vol.10)】ライバルの登場で加速するRFoGとDOCSIS 3.0の導入 | RBB TODAY
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【ケーブルテレビショー2010(Vol.10)】ライバルの登場で加速するRFoGとDOCSIS 3.0の導入

エンタープライズ その他
RFoGやDOCSIS 3.0の展示も充実するブロードネットマックスのブース
  • RFoGやDOCSIS 3.0の展示も充実するブロードネットマックスのブース
  • WDM技術を利用したクラスタFTTH-RFoGのミニノード。コリジョンが起きにくく、遠隔地までサブセンター無しに展開可能だという
  • RFoG対応の宅内用ONUの参考出品
  • IEEE802.11b/g/n対応の無線LAN機能を搭載するDOCSIS 3.0対応ケーブルモデムの参考出品。最大で上り120Mbps、下り320Mbpsを実現する
  • DOCSiS 3.0対応のセンター側の機材も展示されている
 ケーブルテレビショーの会場内のいたるところで目にするのが「RFoG」や「DOCSIS 3.0」の文字だ。

 RFoG(Radio Frequency over Glass)は、既存のCATVネットワークを光ファイバ(グラスファイバ)上で接続するための技術で、CATV事業者の既存のバックオフィスインフラを利用しながら、FTTHのような光ファイバ接続を可能にする。

 DOCSIS(Data Over Cable Service Interface Specifications)とは、CATV関連メーカーで組織する業界団体CableLabsが定める、CATVを使ったネットワークのプロトコルや制御インターフェイスなどの仕様で、そのバージョン3.0では、Channel Bonding技術により、超高速なデータ通信を可能にする。

 いずれも昨日今日誕生したというわけではなく、数年前から提唱されてきた技術だ。しかし、最近になり、ライバルである光インターネット接続サービス陣営の100Mbps超接続サービス提供の機運が高まっていることから、対応を急ぐCATV事業者の関心を引いているようだ。

 ブロードネットマックスのブースでも、センター向け機材やミニノードから宅内用のONUまで、RFoG関連のさまざまな製品が展示されている。

 また、最大で上り120Mbps、下り320Mbpsを実現するDOCSIS 3.0対応のケーブルモデムなども展示されている。今回は、IEEE802.11b/g/nに対応した無線LAN付きの製品も参考出品するなど、製品ラインアップ拡充にも余念がない。

 エンドユーザーが、今後、100Mbps超のインターネット接続を利用する場合にも、CATVと光インターネット接続という、異なる複数の選択肢があることは、非常に健全であり喜ばしい。1日も早い普及を期待したい。
《竹内充彦》
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