MicrosoftとCitrix、「RemoteFX」テクノロジプラットフォームのサポートで協業 | RBB TODAY
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MicrosoftとCitrix、「RemoteFX」テクノロジプラットフォームのサポートで協業

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
 米Citrix Systems, Inc.(シトリックス)は8日、マイクロソフトとの新たな協業の一環として、まもなくリリースされるMicrosoft RemoteFXテクノロジプラットフォームのサポート計画を発表した。

 RemoteFXは、Windows Server 2008 R2 SP1で導入され、1台のWindows ServerまたはHyper-Vサーバー上のすべての仮想デスクトップが、サーバーおよびエンドユーザーのデバイスに組み込まれているグラフィックスアクセラレーションハードウェアの性能を共有できるようにするもの。今回の協業において、Citrix XenDesktopは、高品位なHDXテクノロジを拡張して、RemoteFXの機能をさらに向上させると共に、使用事例や使用場所の範囲を広げるという。多くのリソースを必要とするリッチグラフィックス環境に対処することによって、シトリックスとマイクロソフトは今後も協力し、デスクトップ仮想化テクノロジにおける技術水準をさらに引き上げ、デバイスや場所、役割を問わず、リッチで高品位な仮想デスクトップのユーザーエクスペリエンスを提供していく考えだ。

 今回の協業により、HDXテクノロジ搭載のCitrix XenDesktopが、RemoteFX対応のサーバーおよびエンドポイントを検出できるようになり、内蔵されているハードウェアアクセラレーションを活用して、グラフィックス処理の多いアプリケーション、メディアリッチなアプリケーション、あるいは3Dアプリケーションを仮想デスクトップのエンドユーザーに配信することができるという。また、今回の協業の成果として、Citrix HDXテクノロジにより、RemoteFXはLAN内にとどまらず、幅広いデバイス、ネットワークおよび使用事例において、リッチグラフィックスのデスクトップおよびアプリケーションを配信できるようになる。顧客はHDXとRemoteFXを統合したテクノロジを使用することで、場所やデバイスを問わず、すべてのユーザーに仮想デスクトップを配信することができるとのこと。Citrix HDXテクノロジは、デバイス、場所あるいは使用事例を問わず、すべての仮想デスクトップユーザーに高品位なエクスペリエンスを保証することを目的としており、HDX RealTime、HDX MediaStream、HDX Broadcast、HDX Plug-n-Playの各機能など、データセンター向けからデバイスまで幅広い最新の技術が実装されている。マイクロソフトとの協業により、“HDX Rich Graphics with RemoteFX”と呼ばれる新しい技術が加わり、RemoteFX対応のサーバーおよびエンドポイントデバイスを持つ顧客の仮想デスクトップエクスペリエンスがさらに向上するという。

 なお、シトリックス・システムズ・ジャパンは8日、ユーザーエクスペリエンスの大幅な強化、スケーラビリティの向上および管理の簡素化を実現するCitrix XenDesktop 4 Feature Pack 1を発表した。Citrix XenDesktopの最新版は、高品位なHDXテクノロジの向上と共に、仮想デスクトップへの接続を最大5倍も高速化することができる。また、2010年2月に発表を行ったFlexCastデリバリテクノロジとの組み合わせによるスケーラビリティの向上が反映されているため、100,000台もの共有型仮想デスクトップを一カ所から同時にホスティングでき、大規模なエンタープライズ環境におけるデスクトップ仮想化のROIが大幅に改善されるという。また、Citrix XenDesktop 4 Feature Pack 1は、マイクロソフトのApp-Vとのシームレスな統合やWindows Server 2008 R2のサポートなど、同日発表のCitrixR XenApp 6のすべての機能が統合されているため、アプリケーションの管理を簡素化できるとのこと。

 Citrix XenDesktop 4 Feature Pack 1は3月24日よりダウンロード提供を開始しており、Citrix XenDesktop のSubscription Advantage契約が有効な顧客は、無償ダウンロードして利用可能。
《池本淳》
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