固定電話からIP電話や携帯へ、傾向は変わらず 〜 総務省、四半期シェアデータを公開 | RBB TODAY
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固定電話からIP電話や携帯へ、傾向は変わらず 〜 総務省、四半期シェアデータを公開

ブロードバンド その他
加入電話の契約数の推移
  • 加入電話の契約数の推移
  • IP電話の利用番号数の推移
  • 携帯電話・PHS契約数の事業者別シェアの推移
  • ブロードバンド契約数の推移
  • ブロードバンド契約数の事業者別シェアの推移
  • DSL契約数の事業者別シェアの推移(全国)
  • FTTH契約数の事業者別シェアの推移(全体)
 総務省は29日、2009年度第3四半期(12月末)の固定通信・移動体通信・インターネット接続のシェアデータなどを取りまとめた概要を公表した。

 それによると、固定通信における加入電話(NTT東西加入電話、直収電話、0ABJ-IP電話およびCATV電話)全体の契約数は、09年12月末で5,802万となった。このうち、NTT東西加入電話は3,890万(前期比2.2%減)と減少が続いているが、0ABJ-IP電話は1,366万(前期比6.6%増)となり、増加が続いている。加入電話契約数全体に占めるNTT東西のシェア(NTT東西加入電話と0ABJ-IP電話の合計)は、83.2%(前期比0.5ポイント減)と微減した。一方、IP電話(0ABJ-IP電話および050-IP電話)は契約数を増加させた。0ABJ-IP電話の利用番号数に占めるシェアでは、NTT東西が69.1%(前期比0.5ポイント減)と減少している一方で、KDDIが14.4%(前期比0.5ポイント増)とシェアを伸ばした。

 移動体通信(携帯電話・PHS)の合計の契約数は、09年12月末で1億1,492万(前期比0.7%増)と増加。PHSは430万(前期比2.9%減)と大きく減少した。契約数のシェアでは、NTTドコモが48.2%(前期比0.2ポイント減)、KDDIが27.3%(前期比0.1ポイント減)、ソフトバンクモバイルが18.9%(前期比0.2ポイント増)となり、携帯電話の3者のシェアはおおむね横ばいのままとのこと。

 インターネット接続については、ブロードバンド全体の契約数は09年12月末で3170.9万(前期比1.3%増)となっている。NTT東西のシェアは、51.6%(前期比0.5ポイント増)となり過半数を維持した。またDSLの契約数は09年12月末で1,013.4万(前期比3.5%減)となり、減少が続いている。全国でみると、ソフトバンクBBのシェア38.6%(前期比0.1%増)、NTT東西のシェア34.9%(前期比0.3ポイント減)と、その差はわずかに広がっている。またFTTHの契約数は09年12月末で1719.6万(前期比4.1%増)となった。全体ではNTT東西がシェア74.3%(前期比±0)を維持した。NTT東西のシェアについては、「戸建て+ビジネス向け」で微減(前期比0.2ポイント減)する一方、「集合住宅向け」で増加(前期比0.4ポイント増)しているとのこと。

 2009年度第3四半期(12月末)の固定通信・移動体通信・インターネット接続のシェアデータなどを取りまとめた概要については、10ページのPDFファイルとして、総務省サイトで公開中。
《冨岡晶》
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