「フクロウ先生のフィッシング警告ページ」開始 〜 偽サイト跡地に警告ページを表示 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

「フクロウ先生のフィッシング警告ページ」開始 〜 偽サイト跡地に警告ページを表示

エンタープライズ その他
「フクロウ先生のフィッシング警告ページ」サンプル(画像)
  • 「フクロウ先生のフィッシング警告ページ」サンプル(画像)
  • 「フィッシング対策協議会」サイト(画像)
 フィッシング対策協議会は18日、米国Anti-Phishing Working Group(APWG)が展開する教育プログラムに参加し、日本において「フクロウ先生のフィッシング警告ページ」を展開することを発表した。

 「フクロウ先生のフィッシング警告ページ」は、セキュリティ対策組織、企業、ISPやホスティング事業者が、閉鎖させたフィッシングサイトの跡ページに警告を表示するもの。「フクロウ先生のフィッシング警告ページ」では、そのサイトが危険サイトであった旨の警告、フィッシングサイトや誘導メールに対する注意事項、報告先機関の連絡先などが表示される。警告ページ自体は、URL転送/リダイレクトによって、APWGのサーバに置かれる警告ページに誘導され、同じものとなっている。

 通常、閉鎖されたフィッシングサイトに誘導され、アクセスした場合には、サーバが見つからないというエラーメッセージが表示されるが、このプログラムでは、その閉鎖跡ページに、警告ページ「フクロウ先生のフィッシング警告ページ」が表示されるようになる。これにより、利用者は、そのページがフィッシングサイトであったことや、フィッシングメールに誘導されてしまったことを認識し、フィッシングサイトや誘導メールに対する注意事項、サイトを発見した場合の対応を学ぶことができる見込みだ。

 APWGでは、偽の誘導メールに騙されてクリックした先に警告画面を表示することで、フィッシングに関する注意喚起、教育の高い効果が得られるとして、2007年からスタートした本プログラムがワールドワイドで利用可能となるよう、関係機関に協力をよびかけている。この警告ページは17の言語(アラビア語、中国語、ドイツ語、オランダ語、イタリア語他)に翻訳、展開される予定。フィッシング対策協議会は、昨今急増しているフィッシングによる被害の抑止、ユーザーの保護、フィッシング対策の普及を目的に、社団法人日本インターネットプロバイダ協会(JAIPA)およびJAIPA会員のISPやホスティング事業者と協力し、本プログラムを展開していく。
《冨岡晶》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top